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機械除草の実演会を開催しました!

 8月26日(月)、松江市東出雲町中海干拓地の松江・八束くにびきキャベツ部会生産者圃場において、農業技術センター技術普及部、JAしまねと共催でキャベツ・ブロッコリーでの機械除草の実演会を開催し、県内の生産者、関係者含め総勢25名が集まりました。
松江市揖屋干拓地のキャベツ栽培は、高齢化や担い手不足が課題となっており、産地の維持拡大のため、作業の機械化による省力化を進めています。今年度、機械化が可能な除草作業について、除草中耕機の実証を行い、除草効果や作業性などを調査することとしました。
松江・八束くにびきキャベツ部会では、除草剤を用いた体系で栽培していますが、除草剤は天候、特に降雨の影響を受けやすく、適期に防除できないという課題もあります。機械除草機は、天候の影響を受けにくく労力削減も期待できることから部会員の関心も高く、多くの参加がありました。
実演会は(1)機械化一環体系での除草についての説明、(2)キャベツ・ブロッコリー圃場での実演機の説明・実演、の流れで行いました。実演機は『除草中耕機』及び『GPS車速連動付き同時施肥機』を使用し、メーカー担当者から除草中耕機の特徴(土を動かして発芽を抑制する等)や使用条件、同時施肥機の概要などが説明されました。参加した生産者からは、「機械性能・値段はどれくらいか」や「経営が成り立つ面積はどれくらいか」など、たくさんの質問が出ました。
普及部としては、担い手の規模拡大にも繋がることから、技術普及部と連携しながら実証圃の調査・分析を行い、機械除草を組み入れた除草体系を検討することとしています。

除草についての説明

 【除草についての説明】

実演機の説明

 【実演機の説明】

大根島牡丹協議会で新たな取組がスタート!~労働補完体制の構築に向けて~

 令和元年8月8日に大根島牡丹協議会総会が開催され、生産者16名と関係機関から8名が出席しました。総会では、牡丹苗の集出荷体制についての意見や病害虫対策の徹底を要望する生産者が多く、盛況でありながら身の締まるような会議であったと感じています。
近年、大根島牡丹の生産者数・面積・額は低迷しており、農家も高齢化していることから栽培面積の維持拡大と所得確保が大きな課題となっています。特に、課題の一つとして9月から10月にかけて作業が集中している時期に労働力が足りないという声が多くあることから、牡丹プロジェクトでは農繁期の労働補完体制の構築に向け、検討を重ねてきたところです。
今年度から、牡丹協議会を窓口として、牡丹栽培の中でも重労働とされる「堀取作業」の受委託を試験的に開始することとしました。
今年は既に3件の申し込みがあり、労力軽減の効果が期待されています。
今後、牡丹プロジェクトチームとしては、この仕組みをもっと多くの生産者に認知され、利用してもらえるよう、普及に努めていきたいと思います。そして、大根島牡丹がこれからも国内外で高い評価が得られるよう生産者と一体となって取り組み、産地を盛り上げていきます。

総会の様子

 【総会の様子】



お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)