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宍道湖西岸地区大区画ほ場整備に係る営農支援活動報告その1

 宍道湖西岸地区では、出雲市の地元菓子屋や県外の小売・卸売等の実需者からのニーズの高い「小豆」をほ場整備後の土地利用型作物の一つとして位置付け、令和11年度に約140haまで栽培面積を拡大する計画としており、令和元年産は昨年度(2.2ha)の約2倍の4haの作付が予定されています。

 そこで、小豆の栽培管理の徹底を図ることを目的に、宍道湖西岸地区の営農組合及び関係機関を対象とした播種前研修会を7月8日にJAしまね出雲地区本部東部営農センターで開催し、生産者及び関係機関合わせて27名が出席しました。普及部では、研修会の中でこれまで3年間の省力機械化実証を通じて見えてきた課題を整理・共有するとともに、これまでの実証試験で得られた結果を基に栽培指針及び栽培暦を作成し、栽培管理のポイントについて説明を行いました。

今年度は、「湿害対策」及び「雑草対策」を重点に置いて実証ほを設置し、農業・食品産業技術総合研究機構、機械メーカー及び農業技術センター等の協力を得ながら機械化体系の確立を図っていくこととしています。

 

これまでの成果

◎小豆の機械化利用体系(播種+収穫)の確認

◎一発耕起播種機(※)による湿害効果の確認

※)耕起・砕土・播種・施肥が同時に実施できるとともに、土中に空間を形成させることで、湿害軽減が期待される播種機(下写真)

小豆播種機

 

解決すべき課題

◎湿害対策技術の組み合わせによる安定多収栽培体系の確立

◎タデ類等の広葉雑草の除草体系の確立

 

令和元年度の取組

◎地下かんがいシステムと一発耕起播種機による安定多収の確認

◎新規登録除草剤を含めた雑草の防除体系の実証

◎高速畝立播種機による中耕除草体系の実証

研修会の様子出雲産小豆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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