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建設環境委員長報告

建設環境委員長報

平成30年6月定例会

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において本委員会に付託されました議案は、「平成30年度島根県一般会計補正予算(第2号)」の予算案1件、「変更契約の締結について」など一般事件案3件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 第73号議案「平成30年度島根県一般会計補正予算(第2号)」についてであります。

 まず、土木部所管の大田市の地震に関する「被災宅地擁壁等復旧支援事業」について、委員から、居住者が一時不在の場合等の取り扱いについて質問があり、これに対し、執行部からは、この事業は、大田市が助成する場合に支援する制度であり、一時不在の場合等の取り扱いについては、大田市とよく相談するとの回答がありました。

 次に、環境生活部所管の「在伯島根県人会との連携促進事業」について、執行部から、ブラジル島根県人会に青年部を創設し、組織の活性化と次世代のリーダー育成を図るとの説明がありました。

 委員からは、現在島根県に在住しているブラジル出身の方々を含めて事業を展開してはどうかとの意見があり、これに対し、執行部からは、県人会のネットワーク作りを行う中で検討していきたいとの回答がありました。

 

 次に、報告事項など、所管事項調査における質疑、意見等のうち主なものについて申し上げます。

 まず、土木部所管事項についてであります。

 執行部から報告のありました「地域高規格道路境港出雲道路「松江北道路」について」では、委員から、境港出雲道路の整備は、地域住民も関心が高い重要な事業であるので、地域の将来のため、早期の事業完成を求める要望がありました。

 これに対し、執行部からは、境港出雲道路は中海・宍道湖・大山圏域にとって大変重要な道路だと認識しており、徐々にではあるが、着実に進めていきたいとの回答がありました。

 別の委員からは、松江北道路に対する地元の意見はどのようなものがあるのかとの質問があり、執行部からは、「盛り土ではなく高架として欲しい」、「立体交差にして欲しい」といった意見や、逆に「平面交差にして欲しい」、「田んぼの潰れ地を少なくして欲しい」などの様々な意見があるが、できるかぎり地元の意見を反映した計画案としたいとの回答がありました。

 次に、先般の大阪北部地震に伴うブロック塀倒壊に関して、執行部から、ブロック塀等の所有者に対して、点検の実施と、危険性が確認された場合には、注意表示と補修・撤去についての注意喚起をしているとの報告がありました。
委員からは、単なる注意喚起にとどまらず、指導をしっかり行って欲しいとの要望があり、執行部からは、建築基準法を所管する各市と連携して指導を行っていくとの回答がありました。

 また、舗装事業に関して、委員から、この冬の豪雪、異常低温により舗装の損傷が著しい状況なので、事業費を補正予算等によりしっかり確保して欲しい旨の要望がありました。

 これに対し、執行部からは、国の補正予算編成の機会等を捉え、積極的に対応していきたいとの回答がありました。

 また、土木部の技術職員の採用状況に関して、委員から、技術職員の確保が厳しい状況の中、将来の土木行政に支障が出ないよう、技術職員の確保に向けた取り組みを強化すべきとの意見がありました。

 

 次に、環境生活部所管事項についてであります。

 執行部から報告のありました「宍道湖等における水草対策について」では、委員から、水草の異常繁茂の原因究明についての質問や、調査研究から対策までの全体的なスケジュールを示すべきとの意見がありました。

 執行部からは、国や他部等の関係機関と連携して生態の研究をしているが、異常繁茂の原因解明には至っていないこと、スケジュールについては、できる範囲で示したいとの回答がありました。さらに、委員からは、環境施策に関しては、環境生活部が中心となり、全庁をリードする気概を持って取り組んでいって欲しい旨の意見がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 



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