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農水商工委員長報告

 

農水商工委員長報平成26年6月定例会

 

 農水商工委員長報告を行います。

 今定例会で農水商工委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

 

 本委員会に付託された議案は、「平成26年度島根県一般会計補正予算(第1号)」の予算案1件、「専決処分事件の報告及び承認について」の一般事件案1件であります。

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致で、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

次に、このたび新規に提出された請願の審査結果についてご報告いたします。

まず、請願第36号は、労働者の安全安心な生活を担保する保護ルールの確立を求めるものですが、日本経済の発展を促すためには、規制改革を推進する必要があり、その考えを否定するわけにはいかないことから、採決により「不採択」と決定いたしました。

 その一方で、委員の中から、地域の発展のためには安定した雇用が必要、労働基準法を遵守していない企業が多数あるとの意見もありましたので、当委員会として、別途意見書を取りまとめて、提出することとしました。

 

 また、請願第37号は、平成26年度最低賃金改正等が適切に行われるよう求めるものですが、そのためには、中小企業団体と労働者とのバランスを考えて進めることが重要であることから、「趣旨採択」とすることとし、請願の願意をできるだけ汲み取り意見書を取りまとめて提出することとしました。

 

なお、これら2件の意見書について、後ほど絲原委員及び吉田委員から、提案理由を説明いたしますので、ご賛同いただきますようお願いいたします。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 まず、農林水産部所管事項についてであります。

 執行部から、新たな農林水産業・農山漁村活性化計画第2期戦略プランの見直しについて報告がありました。

 委員からは、水田フル活用に向けた耕畜連携推進プロジェクトに関連して、飼料米の生産技術の指導状況について質問がありました。

 また、売れる米づくり推進プロジェクトに関連して、「つや姫」を売れる米として確立できるかという見通しについて質問がありました。

 執行部からは、飼料米については、生産性や品種の選定が課題であり、県内に実証のためのほ場を設置して、生産性について確認していること、また、「つや姫」については、食味・食感の違いをアピールポイントとするために、県立大学と連携して分析を進め、併せて契約的取引を拡大することにより、売れる米として確立していきたい、との回答がありました。

 

 次に商工労働部所管事項についてであります。

 執行部から、平成25年島根県観光動態調査結果についてほか、報告がありました。

 委員から、県西部や隠岐においては、観光入込客数の低迷が続いており、この状況を打破するためには、10年後を見据えて、具体的な効果のある取り組みを行って欲しいとの意見がありました。

 執行部からは、観光などの産業界や地域住民の皆様、市町村等と協力し、出雲地域だけでなく、石見地域や隠岐地域の観光入込客数が増加し、地域が活性化していくようしっかりと対応していきたいとの回答がありました。

 

 次に、議員の海外派遣についてであります。

 執行部より議長に対して「タイ王国バンコクにおける海外支援拠点の開設式等への議員派遣」の依頼があり本委員会で諮ったところ、岡本議長を派遣することを、全会一致で決定し、その旨報告しております。

 

 以上、農水商工委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 

 

 


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