農水商工委員長報告平成２５年９月定例会

農水商工委員長報告をいたします。

　農水商工委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

　今定例会において本委員会に付託されました議案は、「平成２５年度島根県一般会計補正予算（第５号）」など予算案４件、「県の行う建設事業に対する市町村の負担について」など一般事件案３件であります。

　これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致で、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

　次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの意見、要望事項等のうち主なものについて御報告いたします。

　まず、「平成２５年度島根県一般会計補正予算（第５号）」のうち商工労働部所管の「隠岐世界ジオパーク観光誘客事業」についてであります。

　執行部から、世界認定された隠岐ジオパークを活用しての隠岐観光誘客事業に関して説明があり、委員からは、冬場の隠岐観光誘客対策を強化していく必要があるとの意見がありました。

　また、委員から農林水産関係の公共事業予算全般に関して、昨年度の経済対策関係の補正予算、今年度当初予算に加えて、災害復旧関係予算と様々な予算の執行をしていくうえで、発注する側も受注する側も十分な体制がない中で事業を進めており、また、災害復旧は急を要する事業でもあり、大変だと思うが、地域経済に与える影響も大きいので、可能な限り速やかに事業を実施して欲しいとの意見がありました。

　次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申しあげます。

　農林水産部から、島根県食肉公社の施設整備等に関する検討委員会での検討結果についての報告があり、これに対し委員から、畜産の体制も含めて将来の希望や気概が徐々に少なくなっていくのではないかと心配をしている。島根県の畜産にとって、一歩前に進むという姿勢を出していく必要があるのではないかとの意見がありました。

これに対し、執行部からは、地域資源を活用した放牧の推進等による生産コストの削減や、和牛の改良による肉質の向上等の取り組みを強化し、将来に希望の持てる島根の畜産を目指したいとの回答がありました。

　以上、農水商工委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。