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農水商工委員長報告

  

     農水商工委員長報告     平成24年6月定例会

                                                                 

 農水商工委員長報告をいたします。

 農水商工委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において農水商工委員会に付託されました議案は、「平成24年度島根県一般会計補正予算(第2号)」の予算案1件、「知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例(所管分)」の条例案1件及び「専決処分事件の報告及び承認について」の一般事件案1件であります。

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、請願の審査結果について報告いたします。

 請願第10号は、平成24年度の地方最低賃金の改正に当たり、本県の実体経済や生活環境を踏まえた適正な改正や、未組織労働者等にも配慮した審議の確保及び制度の周知、中小企業に対する助成の拡充を求める意見書を、国に提出することを求めるものであります。

 

 委員からは、本県労働者の最低賃金が低い状況にあり、このことが賃金水準全体へ悪影響をおよぼすことが懸念されるという意見があり、また、本請願は、最低賃金引き上げにより影響を受ける中小企業への助成も併せて求める内容であることから、「採択」とし、意見書を提出すべき、との審査結果でありました。

 なお、この意見書については、後ほど、生越副委員長が、提案理由を説明いたしますので、御賛同いただきますようお願いいたします。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 まず、農林水産部所管事項についてであります。

 執行部からの「耕作放棄地全体調査のH23年度調査結果について」の説明に対し、委員から、「調査の精度について、市町村の農業委員会によってかなりの差があるのではないか。」との質問がありました。

 これに対し、執行部からは、「以前は調査精度の低い農業委員会もあったが、平成23年度の調査では、ごく一部の農業委員会を除き、現地調査及びGISによる調査等を行っており、精度の高い調査になっている。」との説明がありました。

 

 次に、商工労働部所管事項についてであります。

 執行部から「神話博しまね」の準備状況について報告があり、委員からは、地元の盛り上がりや取り組みを大切にすること、宿泊施設などで観光客へ丁寧な案内ができるよう情報提供を徹底すべきとの意見が出されました。

 これに対し、執行部からは、地元では、統一デザインの「日よけのれん」を作ったり、旧大社駅の周辺などで、紺色のバナーが軒々に飾られているなど、受け入れ準備も盛り上がっている。また、交通情報や神話映像館の混雑状況については、ラジオやウェブサイトを使って情報提供等を行い、来場前の段階できちんと情報が伝わるよう考えていることが報告されました。

 

 いよいよ、7月21日から「神話博しまね」が開催されますが、本委員会といたしましても、神々の時代から受け継がれてきた「しまね」の魅力を、多くの方々に知っていただけるよう、執行部、県民の皆様とともに、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 

 以上、農水商工委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 


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