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建設環境委員長報告

 

   建設環境委員長報告  平成22年11月定例会(12月17日) 

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において建設環境委員会に付託されました議案は、予算案4件、条例案1件及び一般事件案1件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑等のうち主なものについて報告いたします。

 

 執行部から、国の補正予算に呼応し、土木部公共事業費として75億円余の経済対策補正予算を追加提案した、との説明がありました。

 委員から、補正予算の県内各圏域への配分に当たっての考え方はどうか、との質問がありました。

 執行部からは、今回の補正予算は、経済対策ということであり、県内の状況を見極めながら、県内全域にわたり経済効果が発揮されるよう適切な配分に努めていきたい、との説明がありました。

 

 次に、報告事項など所管事項に関連したものについて申し上げます。

 

 環境生活部の所管事項についてであります。

 委員から、一般旅券の申請受理・交付に関する事務の権限移譲について、移譲がされていない市町は、5市町となっているが、これらの市町についても移譲がされるよう進められたい、との意見がありました。

 執行部からは、権限移譲は市町の自主性を重んじ、市町との合意の上で進めることとなる。制度の説明や移譲のメリットなどしっかり説明を行いながら当該市町の理解を得ていきたい、との説明がありました。

 

 次に、土木部所管事項についてであります。

 委員から、入札参加資格審査において、経営事項審査の総合評定値に加え県内業者に加算される特別点数について、非常に厳しい状況におかれている島根県において、県民を守っていくため、また県内の建設業者を守っていくためには、どうあるべきかという理念を持ちながら、よりよいものとなるよう取り組んでもらいたい、との意見がありました。

 執行部からは、島根県の独自性や地域特性などを考慮しながら、県民や業界の方の意見を参考にし、常によりよい制度となるよう取り組んで行きたい、との説明がありました。

 また、委員から、高速道路の無料化社会実験に関連し、高速道路の無料化により国道9号の渋滞が緩和されている。このことは良いことである。しかしながら、道路予算が削減される中で、都市部においては、地方の高速道路はバイパス的な整備でよいのではないかとの議論になりかねず、そうした議論のすり替えを許してはならない。本来、高速道路ネットワークの整備は、利用度の高い国土にしていこうという国家論のもとで進められてきたものである。執行部としても、四全総における高速道路整備の基本理念をしっかり考えながら、今後、取り組んでもらいたい、との意見がありました。

 執行部からは、国において、「高速道路の整備手法等に関する方向性検討会」での議論がまだ始まっていないが、国の動向などを注視しながら、県民の安全・安心のため、あるいは、地域振興のためにも、一般道のバイパス的な整備ではなく、別路線での高規格道路が必要であるということを、国に強く訴えていきたい、との説明がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。

 

 

 


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