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議員提出第18号議案

 

          環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する意見書

 

 上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第1項の規定により提出します。

 

                                   

 平成22年12月8日

 

 

  提 出 者

 

      石 橋 富二雄      和 田 章一郎      門 脇 誠 三

      白 石 恵 子    角   智 子   須 山   隆

      珍 部 芳 裕

 

(別紙)

           環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する意見書

 

 菅内閣総理大臣は、10月の所信表明演説の中で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加検討を表明された。

 その後、政府においては、「関係国との協議を開始する」とした「包括的経済連携に関する基本方針」を閣議決定し、APEC首脳会議において、菅内閣総理大臣がその旨を表明されたところである。

 環太平洋戦略的経済連携協定は、原則全ての品目で関税撤廃を目指す協定であり、貿易・投資などの完全な自由化が図られ、経済的に大きな効果が見込まれる反面、農業生産額や食料自給率の大幅な低下を招く恐れがあるなど、国の食料安全保障のあり方に関わる重要な問題であり、農業・農村に深刻な影響を与えることが強く懸念される。

 よって、政府においては、環太平洋戦略的経済連携協定への参加は、農林水産業への十分な配慮と、農林水産業者をはじめとする国民の理解を得られるよう、慎重に対処されるよう強く要請する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する

 

   平成22年12月  日

                            島根県議会

 

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣

外務大臣

農林水産大臣

経済産業大臣

内閣官房長官

国家戦略担当大臣

 

【平成22年12月17日 否決】

 

 


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