総務委員長報告平成２１年２月定例会（２月２４日）

　総務委員長報告をいたします。

　２月１９日、総務委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

　本委員会に付託された議案は、補正予算案１件、条例案１件であります。

　これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

　次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて御報告いたします。

　第１号議案「平成２０年度島根県一般会計補正予算」についてであります。

　隠岐の島石油製品流通合理化支援事業は、昨年６月に発生した隠岐の島町の燃料油混合事故に対応して、ガソリン等の安定供給、輸送コスト縮減に資する共同利用タンクや給油所地下タンクの整備に取り組む地元の負担軽減を図るため、緊急支援として行おうとするものであります。

　本事業に関して、委員から、島民の安全安心を確保するためのこの支援策は、隠岐地域の振興にとって極めて意義深いものであるとの意見がありました。また、委員から、知夫村のみ整備計画がないことについて質問があり、執行部から、現在、同様な地下タンクを整備する方向で調整中であるとの回答がありました。

　次に、警察施設整備事業は、老朽化が著しい昭和５５年以前に建設した交番・駐在所を中心に改築工事を実施し、地域安全センターとしての機能を確保しようとするものであります。

　本事業に関して、委員から、駐在所を建替えする場合の一般的な設置基準や、世界遺産石見銀山区域内における改築の制約について質問がありました。これに対し執行部から、過去の実績では事務所部分が20平方メートル、宿舎部分が70平方メートルの建物規模となっていること、建物の構造は木造瓦葺き平屋建てで県産材を優先的に使用し、瓦は石州瓦を使用すること、世界遺産登録地内の予定駐在所については、具体的には今後の検討事項であるが、景観に配慮したものとしたいとの回答がありました。

　以上、総務委員会における審査の概要を申し述べ、委員長報告といたします。