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建設環境委員長報告

 

 建設環境委員長報平成27年6月定例会

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において建設環境委員会に付託されました議案は、「平成27年度島根県一般会計補正予算(第1号)」の予算案1件、「財産の処分について」など一般事件案4件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

 まず、環境生活部所管の「平成27年度島根県一般会計補正予算(第1号)」についてであります。

 執行部から、隠岐世界ジオパークのジオサイト施設の整備について、環境省の新たな交付金を活用して、平成28年度に予定していた3箇所分について1年前倒しして実施するものであるとの説明がありました。

 

 次に、土木部所管の一般事件案「財産の処分について」であります。

 執行部から、元中海ふれあい公園について、住民の皆様の気軽な利用も視野に入れつつ、各種イベントやスポーツ大会、大規模防災訓練の会場など、広域交流の場として利活用したいとの安来市からの申し入れに基づき、土地売買契約を締結するものであるとの説明がありました。

 

 次に、陳情の審査結果について報告いたします。

 新規に提出された陳情4件について、慎重に審査いたしました。

 新規の陳情第7号「人種差別を扇動するヘイトスピーチを禁止し処罰する法律の制定を求める陳情書」は、国への意見書提出を求めるもの、陳情第10号は、「ヘイトスピーチを規制する法律制定に反対する意見書提出を求める」もの、陳情第11号は、「いわゆるヘイトスピーチ禁止法案に反対する」もの、陳情第12号は、『ヘイトスピーチを根絶するために現行法の厳格な適用を求めるとともに、いわゆる「ヘイトスピーチ禁止法案」に反対を求める』ものです。

 何れの内容についても、国の動向等を注視する必要があり、結論に至る状況にないことから、陳情第7号は全会一致により、陳情第10号、陳情第11号及び陳情第12号は賛成多数により「継続審査」とすべきとの審査結果でありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査における委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

 まず、土木部の報告事項「島根県公共土木施設長寿命化計画(骨子)について」であります。

 執行部から、橋梁、トンネル、水門、港湾施設等について、点検・診断・措置・記録のメンテナンスサイクルを確立する10年間の計画を策定する旨説明がありました。

 委員から、特に早期補修が必要な施設について予算の裏付けはあるのか、国からの支援はあるのか、また県や市町村の職員での対応は技術的に可能なのかとの質問がありました。

 執行部から、点検をしっかりと行い、異常が認められる際には、著しい損傷が発現する前に速やかに対策を講じることを徹底し、補修する際には、国の補助メニューをできるだけ活用することによりなるべく県予算を低減したいと考えている。

 経費削減のため、点検はなるべく県及び市町村職員自ら行うよう簡易にできる要領を作り、また日々研鑽を積みつつ、必要に応じて専門家のアドバイスをもらいながら実施することにより、予算はできるだけ修繕に回すようにしたいとの回答がありました。

 

 次に、企業局の報告事項「企業局経営計画の平成26年度取組実績について」であります。

 執行部から、風力発電は、設備備品の強化・改善等により設備稼働率は徐々に向上しているものの、目標到達には至っていないとの説明がありました。

 委員から、ケーススタディー豊富な県内企業もあるので、積極的に情報交換等を行い、稼働率を上げるよう一層努力すべきであるとの意見がありました。

 

 次に、環境生活部の報告事項「審議会等への女性の参画率について」であります。

 執行部から、充て職となっている委員の構成の見直しなどで女性の参画を促進するよう取り組んだこと等により、全体の平均で前年比1.3ポイント増え、43.5%になったこと、目標の40%を達成した審議会等も7つ増えたとの説明がありました。

 

 最後に、本委員会の調査テーマについてであります。

 本委員会では、「県民の安全安心の推進について」及び「省資源・循環型社会の推進について」の2つを調査テーマに設定いたしました。

 このうち「県民の安全安心の推進について」は、インフラ老朽化対策や土砂災害対策を行政、住民、企業等が連携して行っている取り組みを調査し、地域の安全を確保していくことを検討してまいります。

 また、「省資源・循環型社会の推進について」は、リサイクルの質の向上とリデュース・リユースの実践の取り組みを調査し、ゴミ削減や温室効果ガス排出の削減効果などを検討してまいります。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。

 


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