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隠岐国分寺本堂焼失に伴う重要無形民俗文化財蓮華会舞保存に関する決議(平成19年2月定例会)

 

隠岐国分寺本堂焼失に伴う重要無形民俗文化財蓮華会舞保存に関する決議

上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第1項の規定により提出します。

平成19年3月2日

提出者

 

 浅野俊細田重佐々木雄成相安手銭長田中健宮隅啓

 倉井福田正森山健田原正洲浜繁内田原成充

 矢野五百川純寿多久和忠上代義渡辺恵岡本昭野津浩美

 三島島田三石倉俊藤山絲原徳石橋富二福間賢造

 小沢秀大屋俊中村芳川上昌田中八洲井田徳和田章一郎

 園山尾村利成

隠岐国分寺本堂焼失に伴う重要無形民俗文化財蓮華会舞保存に関する決議

 

 2月25日、隠岐の島町にある隠岐国分寺本堂が火災により焼失しました。

 この国分寺境内には、隠岐に配流された後醍醐天皇の行在所跡があり国の指定史跡となっています。また、毎年4月21日に境内に舞台を組み奉納される蓮華会舞は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 この度の火災ではこの蓮華会舞で使用する県の有形民俗文化財に指定された面9点をはじめ衣装、かね、笛、舞台を含む道具一式が焼失しました。

 国分寺一帯は隠岐の文化、観光面においても重要であり、史跡、舞、境内など歴史と文化が一体となって醸し出す価値は計り知れないものがあります。

 特に、蓮華会舞は平安時代に大陸から伝承されたもので、宮廷舞楽の流れをくむ仮面劇と言われています。地元では保存会もできており、この貴重な伝統芸能の継承に子供達も踊り手として参加するなど地域を上げて努めておられるところです。

 焼失した面をはじめとする貴重な品々は元に帰ることはありませんが、この伝統芸能である蓮華会舞はこの先も引き継がれ、保存していく必要があります。

 隠岐はこれから観光シーズンを迎えるわけですが、重要な観光場所として多くの方を迎えてきた国分寺であることから、一日も早い境内での蓮華会舞の再開を願うものであります。

 そのためにも、地元住民の気持ちを充分にくみ取って頂き、この重要無形民俗文化財「蓮華会舞」の伝承が途切れることのないよう、県としての最大限の支援を要望します。

 

 以上決議する。

 

 平成19年3月2日

 

 島根県議会


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