緊急地域雇用創出特別交付金の継続・改善を求める意見書(平成16年2月定例会)
緊急地域雇用創出特別交付金の継続・改善を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。
平成16年3月15日
提出者
福間賢造岡本昭二
園山繁尾村利成
和田章一郎倉井毅
成相安信佐々木雄三
浅野俊雄
(別紙)
緊急地域雇用創出特別交付金の継続・改善を求める意見書
我が国の景気・経済状況は、大企業を中心に景気回復の兆しが見えるものの、その力強さは十分でなく、地方経済や中小企業は引き続き長期の低迷状態にある。
雇用情勢についても有効求人倍率の改善の兆候は見えるものの、完全失業率は5パーセント台の高い水準で推移するなど厳しい状況にあり、とりわけ中高年や若年者の就職難は、深刻な社会問題となっている。本県の有効求人倍率も0.7倍台の下位の水準で低迷している。
そうした状況の中で政府が平成13年度補正予算において計上した「緊急地域雇用創出特別交付金制度」は、平成16年度までの予定で実施され、本県においても、平成15年度までで約3,500人の雇用の創出が見込まれるなど、一定の成果を上げているところである。
この制度については、平成16年度で終了する予定となっているが、厳しい雇用情勢を踏まえると制度の存続が望まれるところである。
また、制度上の制約も多く、その改善が地方自治体にとって必要となっている。
よって、国におかれては、失業者の就労対策、地域の実情に即した雇用対策を実施されるよう、下記事項について強く要望する。
記
1緊急地域雇用創出特別交付金制度を、平成17年度以降も継続して実施すること。
2継続にあっては、失業者の就労に役立つよう実施要領や運用方法など、実施主体である地方自治体が活用しやすいよう改善すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年3月日
島根県議会
(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣
お問い合わせ先
島根県議会
住所 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 TEL 0852-22-5356 FAX 0852-22-5273 メール kengikai@pref.shimane.lg.jp