3月8日のトピックス(石見神楽面製作者)
石見神楽面製作者・柿田勝郎さんから神楽面の寄贈を受けました
【301会議室】
〔写真〕神楽面とみなさん
〔写真〕懇談の様子
一般財団法人地域伝統芸能活用センターが主催する「地域伝統芸能大賞」。その令和2年度の支援賞(衣装・用具等の製作に関わる人・団体を対象とするもの)を、浜田市で長年にわたり石見神楽面を製作してきた柿田勝郎さんが受賞されました。この日、勝郎さんとご子息の兼志さんが県庁を訪れ、知事に受賞報告を行うとともに、神楽面二面を贈呈されました。
粘土で作った型の上から和紙を貼り合わせた後、型を壊してしまう長浜面の技法は、ひとつの型でひとつの面しか作れない代わりに、複雑な造形を表現するのに適しているそうです。「これは漆工芸の脱活乾漆の技法を応用したものです」と勝郎さんが説明すると、後継者の兼志さんが「石州和紙という強い和紙があったからこそ、この地に根付いた技法です」と解説。伝統の奥深さに知事はうなずいてお話に耳を傾けました。
寄贈された面は、病魔を打ち払う鍾馗(上の写真の右側)と、疫神を象ったもの。知事は「新型コロナウイルス感染症が流行する今、力強く希望をもたらす面ですね。この迫力に負けないよう、島根県も頑張ります」と決意を述べました。
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