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原発使用済み核燃料の中間貯蔵施設確保について


 

【提案No.A2018-00213】12月28日受付

 12月27日の新聞報道によりますと、関西電力は原発で使い終えた核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設の候補地を当初約束していた年内に示せないことを福井県へ伝えたそうです。

 使用済み核燃料の県外への搬出については島根原発でも課題となっています。

 県内に中間貯蔵施設を建設する可能性はあるのでしょうか。

 絶対に無いということであれば、県外へ中間貯蔵施設を建設するよう中国電力に対して強くアピールされてはどうでしょうか。

 中間貯蔵施設の候補地が決まらない限り島根原発2号機の稼動は難しいことを機会のあるごとに主張しておかれてはどうでしょうか。

 

 

【回答】1月11日回答

 国は、資源の有効利用、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減等の観点から、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としています。

 原子力発電所で発生した使用済燃料は、この方針のもと、青森県六ヶ所村にある再処理工場に搬出され、再処理することとなりますが、搬出までの間は原子力発電所等で安全に管理する必要があります。

 そうした中、中国電力をはじめ各事業者は、使用済燃料の貯蔵能力の確保・拡大へ向けた取り組みを具体化した「使用済燃料対策推進計画」を策定しており、その中で中国電力は、当面の方針として「現行の貯蔵設備を活用する」とし、島根原発1号機及び2号機の使用済燃料は原子炉建屋内にある燃料プールで管理する方針を示しています。

 また、将来の方針については「使用済燃料の貯蔵状況等を勘案して、敷地内外における乾式貯蔵施設等種々の貯蔵方策について検討する」としています。

 県としては、引き続き中国電力の取り組みを注視していきます。

(防災部原子力安全対策課)

 

 

 

 

 


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