山陰道は、市民の日常生活や物流に欠かせないものである。また、有事の際には避難や物資の輸送などのための重要なインフラの一つである。しかしながら、安来や宍道を通過するには、一部、有料区間があることから、同区間を通行する車両は、通行料金を浮かせる目的で、国道９号を迂回するトラックやその他の車両が多く存在し、国道９号付近が渋滞する要因となっている。また、騒音、排気ガスに悩まされるばかりか、歩行者や自転車が安全に通行できないこととなり、住民生活に大きく支障が生じている現状にある。

　このような議論は過去からあったものだと認識しているが、同有料区間を無料化することが何よりも望まれるところである。

　国道９号に並行する山陰道の「米子西IC～東出雲IC」間および「松江玉造IC～出雲IC」間は、高速道路株式会社が建設費などの必要な経費を金融機関等から借り入れて、完成後通行料金を徴収し、その返済と管理費に充てる仕組みにより整備を行っています。このことから、これらの区間を無料にすることは困難です。

　今後とも、地域の皆さまのご理解とご協力を頂きながら道路事業を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

（土木部高速道路推進課）

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