島根原発3号機審査申請不備に伴う住民説明会について
【提案No.A2018-00158】10月1日受付
中国電力は3号機の審査を受けるために、8月10日、原子力規制委員会に申請書を提出した。
規制委員会は9月4日に初めての審査会合を開催し、中国電力から提出された適合性の根拠が記載されていない審査申請書を門前払いにし「修正するまで審査できない」と中国電力の姿勢を厳しく批判した。
これを受け中国電力は、2号機の審査終了後に3号機の補正書を提出するとした。
この中国電力の姿勢は、安全性に対する認識の薄さを露呈したものであり非常に危険である。
本申請に当っての申請内容については、私たち住民には不明であるが、島根県に対しては9月5日に中国電力が説明を行っている。この原発の安全性に対する中国電力の姿勢は問題であり、中国電力は今回の審査について地域住民に説明する義務がある。
島根県におかれましては、中国電力に対して本件の住民説明会を開催するように要請すべきではないでしょうか。
【回答】11月16日回答
中国電力は、3号機の申請書類のうち地盤、地震、津波に係る根拠資料などについては、2号機の審査において確定後に添付すると説明したところ、それに対し、原子力規制委員会から、根拠資料が添付されていなければ審査できないと指摘されました。
中国電力によると、3号機の申請自体は原子力規制委員会に受理されており、原子力規制委員会からの指摘に適切に対応すれば、審査されるとのことです。
県としては、従来より中国電力に対し、審査状況について丁寧な説明を求めていますが、9月4日の初回審査会合での申請書類が不備といった報道を受け、改めて適切に対応するよう要請し、中国電力は、11月1日に関係自治体を対象とした審査状況説明会を開催しました。
説明会では、各自治体から厳しい質疑が行われ、県からは今回の事案について、不安を抱く県民の方々もいらっしゃることから、改めて県民に対する丁寧な説明について求めたところ、中国電力から、今後、関係自治体とも相談の上、さまざまな機会を通じて、引き続き丁寧な説明に努めるとの回答がありました。
(防災部原子力安全対策課、地域振興部地域政策課)
【提案No.A2018-00180】11月19日受付
前回の回答に、中国電力の「3号機の申請自体は原子力規制委員会に受理されており、原子力規制委員会からの指摘に対応すれは審査される」とあるが、この文言は中国電力の傲慢さが如実に表れている。島根県はこの文言をどのように捉えられているのかお聞きしたい。
11月1日の関係自治体を対象とした審査状況説明会において、中国電力は「今回の規制委員会の対応は中国電力が考えていた「想定内」であり、とにかく3号機を申請すること自体に意味がある」としている。これは明らかに島根3号機を福島第一原発事故以降、今後「新規稼働原発中止」の判断が下される前に、規制委員会に何と言われようが、何が何でも申請だけは行う必要があったことにほかならない。
このような企業体質の電力会社に原発を運転させてよいのでしょうか。
【回答】11月28日回答
今回原子力規制委員会からは、申請内容ではなく、申請書類の構成や説明書類の不足等について指摘されたものと捉えております。
県としては、中国電力には、原子力規制委員会の指摘に適切に対応いただきたいと考えています。
(防災部原子力安全対策課、地域振興部地域政策課)
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