浜田市は県外のシングルペアレントを優遇しています。反対はしませんが、まず介護職が低賃金で仕事をしてる中で辞職していく人材を止める政策をすべきではないでしょうか。住居、車を与えられるシングルペアレント。そんなお金があるなら介護職（看護師、ケアマネなど）に人並みな賃金をと思うのは私だけではありません。

　県内では、人口減少と高齢化が避けられない中で、地方創生に向けて、各市町村が地域の事情に応じてさまざまな施策に取り組まれています。

　浜田市の「シングルペアレント介護人材育成事業」については、定住対策の一環として取り組まれているものであり、ご意見を浜田市にお伝えしたところ、次のとおり回答がありました。

＜浜田市からの回答＞

　この事業は、シングルペアレントへの支援だけでなく、当市の懸案事項であるUIターン者の獲得、求人難が著しい介護人材の確保という複数の課題の解決を目指したものであります。

　生活環境が大きく変わる移住者の不安を少しでも軽減するため、１年間の家賃の半額助成や、事業の趣旨に賛同される県内自動車販売会社からの中古車提供など、移住者の初期の生活支援に努めているところです。

　この事業は、介護事業所からは好意的に受け止められており、介護人材の充足で職場環境がよくなれば、施設利用者へのサービスの向上や、仲間の職員の皆さんの労働環境の改善にもつながっていくものと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

　なお、ご意見にありますように、介護職の皆さんの労働環境の改善を求める切実な声があることも承知しております。待遇改善に向けた国の動向にも注目しておりますが、地域の声を国に伝えていかなければならないと考えております。

（地域振興部しまね暮らし推進課）

　ご意見のように、介護職の離職防止は重要な課題と考えており、職場環境や処遇の改善が進むよう、さまざまな対策を行っております。

　国においても介護職の賃金改善につながるよう財政的な措置がされたことから、事業所の規模やサービスの種類により内容は異なりますが、これを契機に、介護職だけでなく介護の現場で働く看護師等の職員についても、併せて改善した事業所もあると伺っています。

　しかし、介護職の賃金水準については十分とはいえない状況であると考えており、地域の実情に応じて柔軟な人材確保対策に取り組むことができるよう、引き続き、市町村や介護保険者と連携しながら、取り組んでまいります。

（健康福祉部高齢者福祉課）

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