【提案No.A2017-00026】5月10日受付

　ユニバーサルデザインタクシーについて、国土交通省の補助制度の対象者には一般旅客自動車運送事業者（いわゆる路線バス事業者やタクシー事業者）は含まれていないため、県内のタクシー業者がこの補助制度を活用してユニバーサルデザインの車両を導入することできないのではないでしょうか。

　補助制度の対象者に、タクシー事業者を含めるべきではないでしょうか。

【回答】3月15日回答

　県では「小さな拠点づくり」に向けて、地域生活交通の再構築を図るため、「地域生活交通再構築実証事業補助金」による支援制度を設け、市町村における効率的な交通体系の実現や、交通空白地域の解消を目指しています。

　この支援制度の補助対象者は市町村としており、車両の購入費についても補助対象としています。

　この制度を活用し、市町村が効率的な交通体系への再編を目的として、デマンド型乗合タクシー^※を導入する場合にＵＤ（ユニバーサルデザイン）タクシーを購入して、その運行を一般旅客自動車運送事業者に委託する場合もあると考えています。

　この事業を実施するにあたり、市町村では、地域住民との意見交換会などを通じて、住民ニーズの把握に努め、丁寧な議論を積み重ねながら、より良い形の生活交通が確保されるよう取り組まれています。このため県では、この事業の実施にあたっては、引き続き市町村が中心となり、取り組む必要があると考えています。

　なお、これまでこの事業を実施した市町においては、デマンド型乗合タクシー^※の実証運行、車両の購入、バス停の整備等が行われ、住民の移動ニーズに対応した交通網への再構築が図られています。

　今後もこうした取り組みの成果を検証した上で、市町村と連携を図り、より良い生活交通の確保が図られるよう取り組んでいきます。

※デマンド型乗合タクシー

　事前に電話等で予約し、自宅や指定場所から目的地まで，途中、乗り合わせしながら、それぞれ希望の行き先にタクシーで送迎するサービスのこと。

（地域振興部交通対策課）

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