【提案No.A2017-00302】1月18日受付

　一畑電車北松江線の松江しんじ湖温泉駅から松江イングリッシュガーデン前駅の間に新駅の設置を提案します。当該区間は比較的駅間距離があり、また沿線には住宅街が広がっているところがあります。小規模でも駅を設置すれば、北松江線の利便性向上につながるのではないかと考えますので、一畑電車・松江市などと検討されてはいかがでしょうか。

【回答】2月19日回答

＜一畑電車株式会社からの回答＞

　ご要望の松江しんじ湖温泉駅から松江イングリッシュガーデン前駅の間には、1964年（昭和39年）まで「浜佐陀」という駅がありましたが、利用されるお客様が少ないことから廃止された経緯があります。そのために、当該区間の駅間距離は他に比べ長くなっておりますことを冒頭ご承知いただいた上で回答させていただきます。

　新駅を検討する際には、

　１．需要予測

　２．新駅設置場所と既存駅の立地場所及び付近の区域割を踏まえた上での駅勢圏の検討

　３．費用対効果

　４．列車の速達性

など様々な視点から検討しなければなりません。

　浜佐陀駅が廃止された当時と現在では沿線人口も取り巻く環境も変化していることから、単純に当時と比較することは出来ませんが、線路と宍道湖の間の宅地面積は当時と大きく変化しておらず、当該区間における人口も大きく伸びたという認識はありません。また、当該区間に並行する国道431号線には定期路線バスも運行をしており、駅がないことでの利便性が大きく損なわれているとは認識しておりません。従いまして、現時点で当該区間における新駅設置の計画はございません。

　今後、人口増加等社会情勢の変化を見極め必要な時期が参りましたら、関係機関と協議の上再度検討させていただきます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

（一畑電車株式会社）

＜松江市からの回答＞

　このたびは、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

　一畑電車北松江線の松江しんじ湖温泉駅と松江イングリッシュガーデン前駅の間に新駅を設置することについては、鉄道利用の利便性を高める貴重なご提案と考えています。

　ただ、費用などの問題もございますので、当面は、同じ区間を運行する既存のバス路線をご利用いただきたいと考えています。

　今後とも公共交通の利用促進にご理解とご支援をお願い申し上げます。

（松江市交通政策課）

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