県西部の活性化について
【提案No.A2017-00226】12月26日受付
島根県の県西部は、県東部に比べ人口が少ない状態です。
原因の1つとしては、西部は他県との結び付きが弱いからではないかと考えます。東部はJR線の特急列車などにより、鳥取県・岡山県などとの結び付きが強いといえますが、西部と山口県との結び付きはあまり強くないと思われます。西部には松江市に行くよりも、山口市に行く方が距離・時間ともに短いという自治体があります。
県西部の活性化のためには、山口県との結び付きをより強めていくことが重要なのではないでしょうか。
【回答】1月17日回答
このたびは、県西部の活性化に向けたご意見をいただきありがとうございます。
県西部は県東部に比べ、人口が少なく、また人口減少率も高くなっています。
こうした状況の中、県においては西部地域の振興を図るため、地域資源を活用した農林水産業の振興、石見銀山や石見神楽などによる観光振興、企業誘致、U・Iターンの促進、子育て支援の強化、地域の医療の確保などに取り組んでいます。
さらに、西部地域の活性化を図るためには、ご意見のとおり山口県との結びつきを強めることも重要と考えており、現在、山口県と連携して、山陰道の整備、特に未事業区間である益田・萩間の早期事業着手に向けた国への働きかけや萩・石見空港東京線の利用促進に取り組むほか、観光においては、「世界遺産」や「幕末維新」など両県が共通テーマとする情報発信に加え、来年度は「やまぐち幕末ISHIN祭」と連携した旅行商品造成や2次交通対策を行う予定です。
また、西部地域の各市町においては、平成21年度から定期的に開催されている県境4市(浜田市、益田市、萩市、長門市)による市長会議において、政策全般にわたる協議が行われています。津和野町においては、昨年から山口県央連携都市圏域に参画し、特に観光分野で連携した取り組みが行われているところです。
今後も引き続き、山口県と密接に連携を図りながら、県西部地域の振興・活性化を推進してまいります。
(政策企画局政策企画監室)
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