夜光反射材(タスキ)の啓発について
【提案No.A2017-00220】12月20日受付
日没後から早朝にかけ、歩行者、自転車運転者の夜光反射材(特にタスキ)の着用は交通安全のために大変有効であり、年々周知が進んでいます。しかし、実際の着用が小学生と中高年に限られているようです。
前記の方々はもちろんですが、特に中学生、高校生、さらに専門学校、高専、大学の学生にも着用の気運を高めてほしいと思います。啓発は色々行われているようですが、本人の自覚はもちろん、現物が手元にないとなかなか着用に結びつかないと思います。予算、実施主体の問題はありますが、在校生には学校側から一人一人に直接手渡しし、通学、外出時に一斉に着用する運動をしてみてはいかがでしょうか。さらに在校生の家族や教職員も積極的に着用すれば一層輪が広がると思います。
【回答】12月28日回答
反射タスキ等の反射材用品は、夜間における視認性を高めるものであり、夜間の歩行中や自転車乗用中の交通事故防止を図るうえで非常に効果的な手段です。
また、夕暮れ時から夜間にかけては重大事故が多発しており、特に夕暮れが早くなる秋口からは歩行中の高齢者の方が交通事故の被害に遭うケースが多くなっています。
県では関係機関・団体と連携しながら各期の交通安全県民運動の中で、広く県民の方に対して機会あるごとに反射材の着用を推進する広報啓発を行っているほか、高齢者世帯への訪問活動では、反射材の有効性を説明し、履物や杖などに直接反射材を貼付する活動を行うなど、効果的な反射材活用を勧めています。
こうした関係機関・団体の取り組みのひとつとして、県警察では反射材着用推進リーダー「キラリ推進隊」の委嘱を各方面に行っており、中高校生や大学生なども推進隊のメンバーとして委嘱するなど、反射材着用促進の環境づくりを図っています。
県としては、今後も反射材着用の重要性について関係機関・団体と連携を図りながら幅広い世代に啓発を行ってまいります。
交通事故防止は、一人ひとりが安全意識を自覚し、安全な行動を習慣づけることが何よりも大切です。反射材の積極的な活用も含め、県民の皆さんがそれぞれの立場で交通事故防止を実践していただきますよう、お願いいたします。
(地域振興部交通対策課)
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