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養蚕の復活について


 

【提案No.A2017-00201】11月28日受付

 養蚕の復活をずっと以前から考えている。幼少の頃から養蚕の手伝いをしてきた。体より大きい竹篭で桑の葉とり。輝く白色のまゆを出荷する時のよろこび。思い出がハッキリとよみがえり、思い出を綴れば小説でも書けるだろう。

 この養蚕がなぜ復活しないのか不思議。農薬などがほとんど不要。手間はアルバイトなどつのれる。製品が高値で売れる。山畑でも桑なら栽培できる。

 

【回答】12月15日回答

 このたびは、養蚕の復活に向けたご提案をいただき、ありがとうございます。

 本県では、旧日原町(現津和野町)で製糸工場が稼働していたように養蚕が盛んでした。

 しかしながら、合成繊維の台頭による生糸需要の減少や良質な生糸の輸入増加により国産価格が低下したことなどを背景に、生産者は減少し、県内の製糸工場も平成13年3月に製糸業から撤退しました(現時点の大規模製糸工場は群馬県と山形県の2工場のみ)。

 このように養蚕業としての繭生産は農業経営としては厳しい実情にありますが、一方で、医療用など新しい用途や伝統文化の継承など、以前とは異なる視点での研究や生産も見られています。県としても、飼育や製糸に関する情報等を必要とされる方に広く提供していきたいと考えています。

(農林水産部農産園芸課)

 


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