浄化槽の点検と検査について
【提案No.A2017-00118】8月25日受付
毎年、島根県知事指定検査機関である島根県浄化槽普及管理センターの担当者と浜田市許可業者の担当者が検査、点検に来られる。このことは、1つにまとめることはできないのでしょうか。
担当者に話を聞くと、決められているので、と話される。同じ検査、点検なのに納得がいかない。
【回答】9月14日回答
浄化槽は各家庭からのし尿及び生活雑排水を処理し、地域の環境を守るために必要な設備であり、正しく機能させるために、浄化槽を設置したすべての方に保守点検・清掃の実施及び法定検査の受検が浄化槽法で義務付けられています。
今回いただきました浜田市許可業者の点検と島根県浄化槽普及管理センターの検査を一つにまとめられないかというご意見について、まずは点検と検査の違いですが、許可業者が行う点検は「保守点検」といい、浄化槽法に基づいて、浄化槽を設置したすべての方に浄化槽の日常的なメンテナンスを行っていただくものです。保守点検では、許可業者が浄化槽の清掃、装置や機械の点検・修理、消毒剤の補充などを行います。
一方、県の指定検査機関である島根県浄化槽普及管理センターが行う検査は「法定検査」といい、浄化槽の設置状況に問題はないか、前述の許可業者の保守点検が定期的に行われ、維持管理がきちんとされているかを検査するものです。
以上のことから、「保守点検」と「法定検査」は、法律によりその目的が異なり、許可業者とセンターの役割も異なっているため、許可業者とセンターの点検と検査を一つにまとめることはできないことをご理解いただき、許可業者の保守点検及び清掃を実施した上でセンターの法定検査を受検していただきますようお願いいたします。
(参考)島根県ホームページ「浄化槽について」
(環境生活部廃棄物対策課)
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