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島根原発1号機の廃炉について

 

【提案No.A2017-00017】5月1日受付

 

 島根原発1号機の廃炉が動き始めました。廃炉で発生する放射性廃棄物の処理について県民への説明を十分に行ってほしいと思います。

 また、安全の確保のため、2号機を稼動しながらの1号機の解体は避けるべきではないでしょうか。

 福島第一原発の周辺は、汚染水のタンクが並んでいますが、それだけ原発の敷地が十分に確保されていたといえます。

 島根原発はすぐ後ろが山です。敷地に余裕がありません。廃炉の廃棄物を一時的にどこへ置くのでしょう。

 

 


 

【回答】5月10日回答

 

 島根原発1号機の廃止措置計画については、平成29年4月19日の原子力規制委員会において認可され、中国電力は、今後、県及び松江市の3者で締結している安全協定に基づき、県及び松江市の事前了解を得た上で、廃止措置を実施していくこととなります。

 ご意見いただきました「廃炉で発生する放射性廃棄物の処理」や「2号機を稼働しながらの1号機の解体」などについては、今後の事前了解に先立って開催される県主催の安全対策協議会や中国電力主催の住民説明会などを通じて、中国電力から原子力規制委員会の審査結果を踏まえた説明を受けることとなっています。お近くでの開催がございましたらご参加いただければ幸いです。

 中国電力は、島根原発1号機の廃止措置について、全体の工程を4つの段階に区分し、およそ30年かけて実施するとしています。廃止措置の第1段階である「解体工事準備期間(約6年間)」については、汚染状況の調査、燃料搬出や除染などを行うこととしています。

 したがって、中国電力は、本格的に廃止措置に伴って発生する廃棄物が発生するのは、廃止措置の第2段階(7年目以降)である「原子炉本体周辺設備等解体撤去期間」以降になるとしています。

 また、中国電力は、島根原発1号機の廃止措置計画の中で、廃止措置に伴って発生する廃棄物について、最終的には原子力規制委員会の許可を受けた廃棄事業者の廃棄施設に廃棄するとしています。

 しかし、現時点で廃止措置に伴って発生する廃棄物の具体的な廃棄先(処分地)は未定であり、県としては、中国電力や国の関係機関(経済産業省)へ処分の確実な実施を要請しているところです。

 併せて、中国電力は、廃止措置に伴って発生する廃棄物の貯蔵保管について、島根原発1号機の廃止措置計画の中で、「運転中と同様に、廃棄物の種類・性状等に応じて適切に処理・貯蔵保管」を行うとしています。具体的には運転中と同様に発電所内の「固体廃棄物貯蔵所」や「サイトバンカ」等の施設で貯蔵保管されます。

(防災部原子力安全対策課)

 

 


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