島根原発中央制御室の配管について
【提案No.A2016-00302】3月6日受付
中国電力島根原発2号機中央制御室の空調換気系配管に穴が見つかりました。
1号機は、現在廃炉作業中です。まだ使用済み核燃料が原発の中にあります。
それを管理するのが中央制御室ですが、1号機の中央制御室の空調換気系配管に穴はないのでしょうか。
【回答】4月17日回答
昨年12月8日、島根原発2号機において、中央制御室の空調換気用の送風管(ダクト)に腐食孔(横約100cm、縦約30cm)が確認されました。
この空調換気系には、事故発生時に運転員が中央制御室にとどまって原発の監視や制御が行えるよう、運転員の被ばく防止のため外気の取入れを遮断し、空気フィルタを介して建屋内の空気を内部循環させる機能が求められています。
中国電力は、同日、事故時に必要なこの機能を満足していないと判断し、原子力規制委員会に対して法令にもとづくトラブルの報告を行いました。
本事象については、国の原子力規制委員会の会合においても概要が報告され、ダクトの保守管理のあり方に改善が必要な点がないか検討が進められており、関連して、原子力規制委員会は全国の原発等に対して、中央制御室空調換気系ダクトの点検調査を指示しています。
中国電力はこの原子力規制委員会の指示にもとづき、島根原発1号機の中央制御室空調換気系ダクトの点検調査を3月1日から開始しており、その調査結果は今後原子力規制委員会へ報告され、問題がないか確認される予定です。
県としましても、中国電力の対応状況を注視し、調査結果に応じて今後も必要な対応を行ってまいります。
(防災部原子力安全対策課)
【その後の回答】5月2日回答
中国電力は、4月21日に島根原発1号機の中央制御室空調換気系ダクトの点検調査結果を原子力規制委員会に報告しました。
点検の結果、15のダクトに腐食孔が合計87箇所あり、大きさは最大で直径約8ミリであることが分かりました。
これらの腐食孔について、中国電力は、当該の空調換気系の機能・性能に影響を及ぼすものではないと判断しており、詳細な調査結果については原子力規制委員会において確認される予定です。
中国電力は今後、腐食孔の発生原因を調査して必要な措置を講じることとしており、県としましても、引き続き中国電力の対応状況を注視し、必要な対応を行ってまいります。
【参考】中国電力のHPによるお知らせ→(外部サイト)こちらをご覧ください
(防災部原子力安全対策課)
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