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山代原古墳の現地説明会を開催しました

みなさんこんにちは!すっかり冬本番ですね。埋文センターでは、今年の発掘で出土した遺物の整理作業が始まっています。

さて、12月22日に松江市山代町にある山代原古墳の現地説明会を開催しました。山代原古墳は、県内最大の石棺式石室で、古墳時代後期(6世紀~7世紀前半)の出雲東部最後の『最高首長墓』と考えられていています。今回、初めて発掘調査が行われ、古墳を囲む溝の一部や、古墳の石室に用いられる石材の破片などが見つかりました。

当日は、約80名もの方にご覧いただき、巨大な石棺式石室の迫力に触れていただきました。発掘調査は来年度も行う予定なので、更なる成果にご期待ください!

 

石室の前で説明説明会の様子1

 

土層の説明説明会の様子2

史跡出雲国府跡の発掘調査指導委員会を行いました。

みなさんこんにちは。埋文センター管理課です。

10月31日に、松江市大草町にある史跡出雲国府跡で、発掘調査指導委員会が行われました。この委員会では、考古学・古代史・中世史の有識者にお越しいただき、本年度に発見された遺構の検討や、来年度の調査計画などについて話し合われました。特に、近年では出雲国府の中枢施設である「政庁」に関する発見が相次いでいるため、多くの議論が交わされました。

成果については、今後、現地説明会や情報誌「ドキ土器まいぶん」などで公表される予定です。

 

委員会の様子委員会の様子1

 

現場の様子委員会の様子2

貝塚の剥ぎ取り(土層転写)を行いました!

 みなさんこんにちは。すっかり秋めいてきましたね。埋文センターでは、各地の発掘調査が佳境に入り、たくさんの成果があがってきています。

 先日、大橋川沿いにある若宮谷遺跡で、中世に作られた貝塚の「剥ぎ取り」を行いました。「剥ぎ取り」とは、遺構の一部を特殊な接着剤と布で固めて、文字通り薄く剥ぎ取ることです。こうすることで、貴重な文化財を、まるごと持ち帰って保存することができるのです。剥ぎ取った貝塚は、今度さらに処理を施して、将来的には展覧会や教材として使われる予定ですので、楽しみにお待ちください!

 

剥ぎ取り剥ぎ取りの様子

 

剥ぎ取った貝層の状況剥ぎ取った貝層

 

 

 

 

森原下ノ原遺跡の現地説明会を開催しました。

遺跡現地説明会の様子〔写真〕現地説明会の様子

 

10月6日(日)に、江津市松川町八神にある森原下ノ原遺跡の現地説明会を開催し、30名の方に参加していただきました。

今回の発掘調査では、江の川の河岸段丘を発掘調査した結果、当初は予想していなかった、室町時代から江戸時代にかけての建物跡や鉄製品を製作した鍛冶炉の跡、畑の跡が多数見つかりました。

現在の地表面から2m以上下で見つかった中世の遺構を、皆さん熱心に見学されました。

 

現地説明会資料(PDF)

第2回いにしえ倶楽部連続講座を開催しました。

みなさんこんにちは!埋文センター管理課です。9月29日に、第2回いにしえ倶楽部連続講座「王墓出現前夜の山陰~弥生時代前半期の墓制~」を開催しました。

今回のテーマは、ずばり「弥生時代のお墓」です。山陰の弥生王墓と目される四隅突出型墳丘墓。その出現と展開の謎について、埋文センターの期待の新人、今福拓哉主事に迫ってもらいました。当日は70名を超える大入りで、講座終了後も、熱心な質問が相次ぎました。

本年度のいにしえ倶楽部連続講座は、これで終了となります。次年度の内容につきましては、詳細が決まり次第ご連絡しますので、お見逃しなく!

 

講演会の様子一講演会の様子1

 

講演会の様子二講演会の様子2



お問い合わせ先

埋蔵文化財調査センター

〒690-0131 島根県松江市打出町33番地
【電話】0852-36-8608
【FAX】0852-36-8025
【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp