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シコノ谷遺跡の調査を行っています。

松江市朝酌町のシコノ谷遺跡で6月から大橋川改修に伴い発掘調査を行っています。

これまでの調査で、縄文時代晩期(2,600年前)から中期(5,000年前)にかけての土器や石器などが出土しています。

7月から猛暑が続いていますが、多めに休憩を取ったり、水分補給を心がけたりといった熱中症予防対策をとりつつ調査を進めています。

シコノ遺跡調査状況

【画像】シコノ遺跡調査状況

いにしえ倶楽部「きみも卑弥呼の鏡をつくろう」を開催しました。

8月19日にいにしえ倶楽部「きみも卑弥呼の鏡をつくろう」を開催しました。

最初に職員から古代の鏡に関する説明を行い、鋳造の実演を実施しました。

その後参加者の皆さんに鏡の研磨の体験をしていただきました。

最初ざらざらだった鏡の表面は顔が写るほどぴかぴかに仕上がり、参加者の皆さんからは喜びの声が上がっていました。

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【画像】体験の様子

展示状況

【画像】レプリカ等展示状況

インターンシップを受け入れました(後編)

このたび当センターでしまね学生インターンシップによりインターンの受け入れを行いました。

参加された学生さんに感想をまとめていただきましたので、以下に掲載します。


3日目は、出土した木製品の保存処理作業のお手伝いをさせていただきました。

普段は屋内で保存処理を行うそうですが、今回は屋内で処理できない大きな木製品の保存処理をさせていただきました。

普段作業をしている職員の皆さんでも、大きな木製品の保存処理をすることは珍しいらしく、とても貴重な体験ができました。

その後、屋内での保存処理作業も体験し、木製品の保存処理の方法を学びました。

 

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【画像】木製品の保存処理に挑戦!

 

この3日間のインターンシップで、学校で講義を受けたり本を読んだりするだけでは知り得ないことをたくさん学ぶことができました。

また、埋文センターや歴博のみなさんにあたたかく接していただき、とても楽しくこの3日間を過ごすことができました。

この3日間で学んだことを、今後の大学での活動に活していきたいと思います。

インターンシップを受け入れました(前編)

このたび当センターでしまね学生インターンシップによりインターンの受け入れを行いました。

学生さんに感想をまとめていただきましたので、以下に掲載します。


8月7日~9日の3日間、インターンシップで島根県埋蔵文化財調査センターに来させていただきました。

1日目は、センターの紹介やセンター内を案内していただき、文化財の保存活動の実際を間近で感じることができました。

その後、大橋川沿いのシコノ谷遺跡に赴き、発掘現場を見学しました。その現場で出土した木製品を洗う作業をお手伝いさせていただきました。

2日目は、古代出雲歴史博物館で「教員のための文化財活用説明会」という企画の運営に関わらせていただきました。

普段は知ることのできない博物館の裏側、企画を支える活動について知ることができました。

また、運営の補助をする一方、受講者としても参加し、一般向けの歴博の活動や埋文センターの活動を教えていただきました。(後編に続く)

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【画像】教員のための文化財活用説明会の様子1

(遺物貸し出しセットの説明)

 

 

普源田砦(ふげんだとりで)跡で新たな堀切(ほりきり)を発見!

郭2の全景

【画像】普源田砦跡郭2全景

 

 浜田市三隅町岡見にある普源田砦跡は戦国時代の山城です。

新たに堀切が発見された郭2は、小規模な平坦地と土塁で構成されているとみられていました。しかし、岩盤を入念に調べた結果、幅約1mと2mの2本の溝が埋められていることがわかりました。この溝は、敵の侵入を防ぐための施設「堀切」と考えられます。

 

郭2の溝

【画像】郭2で見つかった「堀切」

 

 溝(「堀切」)の様子を確認するために、部分的に掘り下げてみると、断面はきれいなV字状になっており、深いところで1m前後もあることがわかりました。

発掘調査によって、これまで知られていなかった山城の様子が具体的にわかり始めています。今後の調査成果にご期待ください。


お問い合わせ先

埋蔵文化財調査センター

〒690-0131 島根県松江市打出町33番地
【電話】0852-36-8608
【FAX】0852-36-8025
【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp