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森原神田川(もりはらじんでがわ)遺跡で発掘体験と現地公開を行いました。

 江津市松川町にある森原神田川遺跡は発掘調査の結果、古墳時代後期から飛鳥時代頃の江の川の自然堤防や16世紀を中心とした河跡を検出しました。

 発掘調査で江の川の自然堤防を確認することは珍しく、自然堤防に沿ってたくさんの遺物が出土しています。出土遺物の中には祭祀に使用したと考えられるミニチュア土器などが含まれており、遺跡の性格を解明する上で重要な手掛かりとなります。

 

 11月2日(金)には江津市立高角小学校6年生の児童が発掘調査の体験を行いました。児童が実際にスコップを持ち、熱心に埋まっている土器を探していました。大きな土器片を発見すると大きな歓声が上がっていました。体験後、先生から「将来考古学者になりたいという児童ができました」というお声をいただきました。将来、当センター職員として活躍してくれることを期待しています。

 

発掘体験の様子

【画像】発掘体験の様子1

発掘体験の様子2

【画像】発掘体験の様子2

 

 11月4日(日)には地元の皆さんを対象とした現地公開を開催しました。参加された30名のみなさんは、熱心に遺跡や出土遺物の説明を聞いておられました。森原神田川遺跡の遺跡名の由来である「神田川」は地名をもとにしていますが、参加者の方から地元では江の川を「神田川」と呼んでいたことを教えていただくなど、貴重な知見もいただきました。当日の資料PDFデータ

現地公開の様子1

【画像】現地公開の様子1

現地公開の様子2

【画像】現地公開の様子2

 

中上II遺跡で柱穴と遺物集中地点が見つかりました。

出雲市の中上II遺跡で建物跡と思われる柱穴が見つかりました。

また、古墳時代初め頃の土器が集中して出土しました。

今後住居跡が発見される可能性があります。

このことを壁新聞にまとめましたので、ご覧ください。

壁新聞4号

PDFデータ


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