垂水遺跡の発掘情報
こんにちわブログ担当のvasila(バシラ)です。
大田市の垂水遺跡の調査員からレポートが届きましたので掲載します。
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7月の終わりから急に暑くなりました。
静間仁摩道路建設予定地内にある垂水遺跡は、砂丘の上にある遺跡なので、まるで砂浜にいるかのような暑さの中、発掘調査をしています。
写真は黒い砂の層を掘っているところです。
砂丘の成長が止まっている間に、砂の上に草が生え、その上にさらに砂が堆積すると草の痕が黒い砂の層、いわゆる「クロスナ」層として残ります。
垂水遺跡では、奈良時代から平安時代(約1300から1100年前)の「クロスナ」層が厚く堆積しており、そこから須恵器などの遺物がまとまって出土しています。
なお、「クロスナ」層は鳥取砂丘が有名で、県内では江津市や浜田市でも確認されています。
画像:垂水遺跡の調査状況
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