静間城跡の発掘調査が始まりました!
大田静間道路予定地内の、大田市静間町に所在する静間城跡の発掘調査が始まりました。
伐採された箇所が調査予定地です。
静間城跡は中世の山城跡で、山頂や山腹を平坦に加工して郭(くるわ)がつくられている様子がよくわかります。
山頂付近には、敵の侵入を防ぐために築かれた土塁状の遺構も残っています。
山頂付近の様子です。昨年度行った試掘調査では山頂部の郭状の平坦面から礎石建物が見つかっているほか、中世の陶磁器類が出土しています。非常に残りの良い中世山城で、今後の調査成果が期待されます。
調査成果については、今後もこのブログで紹介していきたいと思います。
今年度も「心に残る文化財子ども塾」がスタートしました。
今年も出前授業「心に残る文化財子ども塾」がスタートしました。
埋蔵文化財調査センターでは、郷土の歴史や地域の文化財を題材とした授業を通して、子ども達が文化財の大切さとふるさとへの愛着の気持ちをはぐくむことを目的として、「心に残る文化財子ども塾」を実施しています。平成28年度は25の小中学校・特別支援学校で実施します。
5月16日には雲南市立佐世小学校で行われ、6年生13人が学校周辺の遺跡について学んだり、土器作りを体験しました。実際に土器を作ってみると思ったよりも難しく、みなさん古代人の技術にあらためて感心している様子でした。
土器作りにチャレンジする佐世小学校の6年生
先生も懸命に取り組んでおられました
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