いにしえ倶楽部連続講座「遺跡から見た島根の戦国時代」を開催します
〔写真〕富田城跡遠景 〔写真〕富田城跡二ノ丸石垣
埋蔵文化財調査センターでは、出土品などの発掘調査資料を活用し、歴史や文化財に関心のある一般の方を対象とした講義形式の講座「いにしえ倶楽部連続講座」を開催しています。今年度第3回目の講座「遺跡から見た島根の戦国時代」は、2月7日(日)13:30から埋蔵文化財調査センターで開催します。
島根では戦国時代に月山富田城をめぐる尼子・毛利の攻防戦など幾多の戦いが行われ、城跡や城下町など、数多くの遺跡が残されています。今回の講座では、近年行われた中世城館や集落遺跡の調査成果を踏まえ、遺構・遺物の側面から島根の戦国時代の新たな時代像を提示します。
この講座の聴講を希望される方は、埋蔵文化財調査センターに電話、ファックス、Eメールのいずれかでお申込みください。
第3回講座チラシ
大国地頭所遺跡の調査を再開しました
〔写真〕大国地頭所遺跡調査区全景
1月4日(月)に大田市仁摩町にある大国地頭所遺跡の発掘調査を再開しました。平成28年初めの発掘調査は天候に恵まれ、順調なスタートになりました。
大国地頭所遺跡の発掘調査は、一般国道9号(静間仁摩道路)の建設工事に先立って実施しています。弥生時代の終わりから1,000年以上にわたって継続した集落遺跡が確認され、12月までに多数の建物跡や、プラスチックコンテナで200箱以上の大量の遺物が出土しました。
〔写真〕新たに発見された壁面に石積みのある穴
調査は現在最終段階に入り、古墳時代初め頃と中世の遺構を調査しています。今後は寒さが厳しくなると予想されますが、予定どおりの調査終了に向け調査員以下一丸となって頑張っています。
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp