八雲立つ風土記の丘企画展に多数出品します
〔写真〕資料貸し出しのようす 〔写真〕弥生土器の梱包作業
9月10・11日に、県立八雲立つ風土記の丘に弥生土器や須恵器、陶磁器など約200点を貸出しました。今回貸出した資料は、古代出雲の政治・文化の中心だった松江市南郊の意宇平野で出土したものです。大量の資料を八雲立つ風土記の丘所長自ら丁寧に梱包されました。
これらの資料は、9月19日(土)から始まる企画展「古代出雲文化発祥の地 意宇(おう)の開発史」で展示されます。
※10月17日(土)には当センター池淵課長が講師を務める風土記の丘教室も開催されます。是非ご参加ください。
大田市大国地頭所遺跡で遺物が大量出土
〔写真〕大国地頭所遺跡調査区
大田市仁摩町にある大国地頭所遺跡は、一般国道9号(静間仁摩道路)建設に伴い6月から発掘調査を行っています。調査区は山陰道仁摩・温泉津道路の東端、仁摩・石見銀山インターチェンジのすぐ近くで、お気づきの方もいらっしゃると思います。
今回の調査では、弥生時代から中世にかけての集落跡が見つかりました。
〔写真〕集落の端で出土した大量の土器 〔写真〕出土した土師器(はじき)
弥生時代の終わりから1000年以上に渡って継続した集落跡からは、掘立柱建物跡などの遺構のほか、これまでにプラスチックコンテナで約100箱もの大量の食器や煮炊き具、勾玉・ガラス玉・羽口など特殊な遺物もが出土しています。
詳しい情報や現地説明会のご案内は、順次お知らせしますのでご期待ください。
連続講座「縄文時代の集落と食糧獲得」を開催しました
〔写真〕会場の様子 〔写真〕遺物説明の様子
9月6日(日)に、埋蔵文化財調査センターで、今年度第2回目のいにしえ倶楽部連続講座「縄文時代の集落と食糧獲得」を開催しました。48名の方に参加していただきました。
今回の講師は柳浦企画幹です。近年の発掘調査の成果から、これまでのイメージと異なる山陰の縄文時代の生活を分かりやすく解説しました。
次回のいにしえ倶楽部連続講座は、2月7日(日)に「遺跡からみた島根の戦国時代(仮)」を開催する予定です。お楽しみに。
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp