大田市古屋敷遺跡で弥生時代の遺構を発見
〔写真〕発掘調査の様子(黒い部分は縄文時代の自然の木)
古屋敷遺跡の発掘調査は、一般国道9号(静間仁摩道路)の建設工事に先立って、平成25年度から実施しています。これまでに、山陰地方で初となる縄文時代の「水さらし場遺構」や木棺墓、東日本の影響を受けた彩文土器など縄文時代の貴重な発見が続きました。
〔写真〕弥生時代前期の用水路(中央) 〔写真〕水路の護岸の杭列
今年度は6月から発掘調査を開始し、これまでに弥生時代前期(今から約2,300年前)の用水路と考えられる溝を確認しました。水路の肩には全部で50本以上の杭が打ち込まれており、きちんと管理されていた様子がうかがえます。
これから発掘調査はいよいよ縄文時代の面に入ります。今年も貴重な発見が期待されます。
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