子ども塾で和同開珎作りに挑戦しました
〔写真〕学校周辺の遺跡について学習する西益田小学校の6年生
5月28日(木)益田市立西益田小学校で「心に残る文化財子ども塾」を実施しました。学校周辺の遺跡や出土品の説明を聞いた後で、古代のお金について学習し和同開珎作りに挑戦しました。溶かした金属を鋳型に流し込み5分待って鋳型を開くと、木の枝先にお金がついたような形をした枝銭が姿を現します。
授業後に感想を尋ねると、「昔のお金づくりが体験できて楽しかった!」「本物の弥生土器を触れてうれしかったです」という答えが返ってきました。児童たちが自分たちの住む地域の歴史や古代の文化に触れた一日でした。
〔写真〕学校周辺の遺跡の出土品を見学する児童
〔写真〕鋳型を開いて枝銭を確認する児童
平成27年度文化財子ども塾が始まりました
〔写真〕土器作りに挑戦する阿井小学校の6年生
島根県埋蔵文化財調査センターでは、郷土の歴史や地域の文化財を題材とした授業を通して、子ども達が文化財の大切さとふるさとへの愛着の気持ちを育むことを目的として、「心に残る文化財子ども塾」を実施しています。平成27年度は、5月14日から12月11日の間に26の小・中学校・特別支援学校で実施します。
5月18日には奥出雲町立阿井小学校で行われ、6年生12名が地元で出土した土器に触れたり、土器作りを体験しました。実際に土器を作ってみると、なかなか思うような形にならず、古代の人々の技術に感心した様子でした。
〔写真〕熱心に土器をつくる児童
〔写真〕出来上がった土器
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