縄文時代晩期の木棺墓を展示しました
〔写真〕木棺墓調査の様子 〔写真〕木棺設置の様子
4月10日(金)に、昨年8月に剥ぎ取り・取り上げを行った大田市古屋敷遺跡の縄文時代晩期の木棺墓の組み立てを行いました。縄文時代の木棺が腐らずに残ることは珍しく、中国地方では2遺跡しか見つかっていません。今回剥ぎ取りを行った木棺墓は、穴の中に杉の板材を使って長さ約110cm、幅約50cm、高さ約30cmの木棺を組み、要所に杭を打ち込んで固定しています。
〔写真〕木棺墓の展示状況 〔写真〕組み立てられた木棺
棺材の一部と剥ぎ取った遺構表面は3月までに保存処理が完了し、埋文センターの展示室で展示しています。2分割した墓壙の中に、4枚の板材を慎重に固定し元の形に復元します。その結果、発見した時の状況を復元することができました。
埋蔵文化財調査センターに来られた際は是非ご覧ください。
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