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史跡出雲国府跡の発掘調査現地説明会を開催しました

現地説明会の様子 遺物の解説風景

〔写真〕現地説明会の様子   〔写真〕出土品の解説

 

 11月21日(土)に、松江市大草町で国史跡出雲国府跡発掘調査の現地説明会を開催しました。50名の方に参加していただきました。

 今回の発掘調査では、出雲国府の中心である国庁周辺の発掘調査を行いました。その結果、新たに国庁北側を区画すると考えられる溝が確認されたり、1か所から500点を超える大量の中世の土器が出土するなどの発見がありました。
 当日は天候に恵まれ、調査箇所のほか史跡公園や国庁に隣接する六所神社を見学される方もおられました。

 

 

浜田市角落し遺跡で古墳時代の遺物が出土

土器の出土状況

〔写真〕土器の出土状況

 

 一般国道9号(三隅益田道路)建設予定地内にある角落し(つのおとし)遺跡の発掘調査で、中世の遺物に続いて古墳時代中期(約1600年前)の遺物が出土しています。

 遺跡は三隅小学校北西の谷に位置し、地すべりで流れ込んだ土砂の中から、甕や高坏がまとまって出土しました。そのほか、平安時代の田下駄や板材なども近くで出土しています。

 角落し遺跡の発掘調査は12月まで行う予定です。発掘現場の様子は、順次お知らせしますのでご期待ください。

静間仁摩道路発掘調査現地説明会を開催しました

大国地頭所遺跡現地説明会の様子

〔写真〕大国地頭所遺跡現地説明会の様子

 

 11月14日(土)に、大田市仁摩町の静間仁摩道路発掘調査の現地説明会を開催しました。それぞれ60名の方に参加していただきました。

 今回の現地説明会は、仁万平野を流れる潮川右岸に位置する大国地頭所遺跡と左岸の古屋敷遺跡の2遺跡同時開催です。大国地頭所遺跡では、古墳時代の土器が等高線に沿って出土した様子が確認されました。古屋敷遺跡では縄文時代に流れていた川跡や、縄文時代晩期の土器や炭がくぼみに溜まっている様子がはっきりと残っていました。
 あいにくの雨天でしたが、見学者のみなさんは調査担当者の説明を熱心に聞いておられました。

講演会『弥生のタイムカプセル西川津遺跡』を開催します

弥生時代の環濠 出土した土器と炭化米

〔写真〕弥生時代の環濠 〔写真〕出土した土器と炭化米

 

 埋蔵文化財調査センターでは、毎年発掘調査の成果を分かりやすく情報発信する「埋蔵文化財調査センター講演会」を開催しています。

 今年度は、「弥生のタイムカプセル西川津遺跡〜出雲最大の弥生時代集落の実像に迫る〜」と題し、12月5日(土)13:00から松江市市民活動センターで開催します。「弥生のタイムカプセル」とも呼ばれる西川津遺跡から出土した多種多様な遺物は何を物語っているのか?西川津遺跡や各地の弥生時代集落の調査から見えてきた最新の研究成果をもとに、米作りが始まったころの出雲地方の実像に迫ります。

 この講演会の参加を希望される方は、埋蔵文化財調査センターに電話、ファックス、Eメールのいずれかでお申込みください。

 

講演会チラシ


お問い合わせ先

埋蔵文化財調査センター

〒690-0131 島根県松江市打出町33番地
【電話】0852-36-8608
【FAX】0852-36-8025
【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp