大西大師山遺跡の現地説明会を開催しました
〔写真〕現地説明会の様子 〔写真〕横穴墓の玄室の見学
10月31日(土)に、大田市波根町にある大西大師山遺跡の現地説明会を開催しました。50名の方に参加していただきました。
大田市「大西大師山遺跡」の発掘調査現地説明会を開催します
〔写真〕大西大師山遺跡全景 〔写真〕13〜15号穴
埋蔵文化財調査センターでは、一般国道9号(朝山大田道路)建設予定地内にある大西大師山遺跡の発掘調査を実施しています。6月から実施した調査の結果、昨年度に引き続き古墳時代後期の横穴墓を6基確認しました。大西大師山遺跡では以前から横穴墓の存在が知られており、それらと昨年度調査した横穴墓も合わせると、合計は石見東部では最大規模の20基以上になります。
〔写真〕横穴墓から出土した装飾品
また、これまでの調査で横穴墓からは土器のほか、玉・耳輪などの装飾品、大刀・鉄鏃などの鉄器などが多数出土しています。
ついては、下記のとおり現地説明会を開催しますので、みなさま是非ご参加ください。
1)日 時:平成27年10月31日(土)13:30〜15:30
2)集合場所:大西大師山遺跡第1駐車場(地図)
3)その他:山道を登りますので、歩きやすい服装・靴でお越しください。少雨の場合は実施します。
出雲市「のの子谷横穴墓群」の発掘調査が始まりました
〔写真〕姿を現した横穴墓(中央部分の6か所の窪み)
埋蔵文化財調査センターでは、今年度も引き続き出雲市内で一般国道9号(出雲湖陵道路)建設予定地内の遺跡の発掘調査を実施しています。
10月からは出雲市湖陵町にある「のの子谷横穴墓群」の発掘調査を開始しました。遺跡は神西湖南東の谷に位置し、調査のために樹木を伐採すると急斜面に古墳時代の横穴墓が6基姿を現しました。今回の調査では、このうち3基を発掘します。
調査の詳しい情報や現地説明会のご案内は、順次お知らせしますのでご期待ください。
浜田市三隅町で中世の遺跡を発掘調査中です
〔写真〕角落し遺跡発掘調査の様子 〔写真〕慎重に遺物を取り上げる
埋蔵文化財調査センターは、10月から一般国道9号(三隅益田道路)建設予定地内にある角落し(つのおとし)遺跡の発掘調査を実施しています。
遺跡は三隅小学校北西の谷に位置し、現在の水田面下の土層から、中世の土器や中国から輸入された陶磁器などが出土しています。遺物は水辺に植物が堆積してできる腐植土から出土しており、中世には三隅小学校のある丘陵の裾まで水辺が拡がっていたことがうかがえます。
角落し遺跡の発掘調査は12月まで行う予定で、詳しい情報や現地説明会のご案内は、順次お知らせしますのでご期待ください。
お問い合わせ先
埋蔵文化財調査センター
〒690-0131 島根県松江市打出町33番地 【電話】0852-36-8608 【FAX】0852-36-8025 【Eメール】maibun@pref.shimane.lg.jp