邑南町指定史跡（2004年指定）

指定名称「野伏原古墳」

所在地：島根県邑智郡邑南町雪田246番地外

周辺地図（外部リンク）

　 出羽川沿いの河岸段丘上に築かれた直径10ｍ程度の円墳で、古墳時代後期（６世紀後半）に築かれたと考えられます。横穴式石室は長さ7.1ｍ以上、最大幅1.9ｍ、高さ2.1ｍとなります。

野伏原古墳

邑南町教育委員会提供

　野伏原古墳は墳丘の上面は失われていますが、範囲確認調査により、最大径11.5ｍ、最小径約10.4ｍのやや楕円形の円墳で、墳丘裾には盛土が流出しないように石積みが施されていることがわかりました。また、墳丘の周囲には約１～２ｍ幅の溝が検出されています。

石室内部

邑南町教育委員会提供

　野伏原古墳からは須恵器や土師器の他に耳環、鉄鏃、馬具などが出土しています。

　また、三累環頭大刀は装飾大刀のなかでも全国的に出土例が少なく、県内唯一のものです。

野伏原古墳から出土した遺物

邑南町教育委員会提供

周辺のおすすめ史跡です

石見銀山の代官も発掘

小型円墳を中心とした古墳群

周辺のおすすめ施設です

史跡から出土した遺物等が展示されています

邑南町内の主要な出土品やたたら製鉄関連資料などが展示されています。