古浦砂丘遺跡

出土品:県指定文化財(2006年指定)

指定名称「古浦砂丘遺跡出土品」

所在地:島根県松江市鹿島町古浦字砂山

 日本海の海岸砂丘にある遺跡で、弥生時代前期から中期の集団埋葬が確認されています。人骨は60体以上確認されており、貝輪を装着した子供の人骨などがあります。朝鮮半島南部の特徴をもつ土器が出土するなど、日本海を介した人の移動がうかがえます。現地は現在、まつえ北商工会裏の砂山となっており説明板が設置されています。出土品は鹿島歴史民俗資料館で展示しています。

古浦砂丘遺跡1

並ぶように埋葬された人骨

松江市提供

古浦砂丘遺跡2

貝輪をはめた子どもの人骨

松江市提供

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遺跡から出土した遺物等が展示されています

鹿島民俗資料館(外部リンク)

松江市鹿島町は古代出雲の海の玄関口であり、古浦砂丘遺跡や堀部第1遺跡など、弥生時代前期の文化交流を示す遺跡が見つかっています。朝鮮半島の土器など、海を通じた交流に関わる資料のほか、佐太講武貝塚、奧才古墳群など鹿島町から出土した数多くの埋蔵文化財が展示・収蔵されています。

お問い合わせ先

文化財課

島根県教育庁文化財課
〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
TEL 0852-22-5880 FAX 0852-22-5794 
E-mail : bunkazai@pref.shimane.lg.jp

・文化財愛護協会のお問い合わせは、
 TEL 0852-22-6725
E-mail : shimanebunkaaigo@pref.shimane.lg.jp

・銃砲刀剣に関するお問い合わせは、
 TEL 0852-22-6612
E-mail : juhoutouken@pref.shimane.lg.jp