旧名称「日向尾根古墳、日向峰古墳群、森木峰古墳群」2009年統合、改称

所在地：島根県安来市伯太町赤屋

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　伯太川上流の高原「上の台緑の村」の園内にある古墳群で、標高330ｍの高い山の上に築かれた古墳群として注目されています。

　後世の開発により墳丘の大部分もしくは一部が失われているものが多く、９基あった古墳のうち、前方後円墳２基を含む８基の古墳が現存しています。このうち前方後円墳である８号墳は横穴式石室が露出しており、墳丘上から円筒埴輪や須恵器片が出土しています。

日向尾根８号墳石室

安来市教育委員会提供

日向尾根４号墳

安来市教育委員会提供

　日向尾根古墳群のある上の台周辺には数多くの古墳が造られています。

　古くからの開墾等によって、現在はすでに消滅したものや古墳の一部が損壊しているものもありますが、木棺内から漆塗りの櫛や矢入れなどが出土した穴畑峰古墳群や、全長約35ｍの前方後円墳で、前方部と後円部それぞれに石室をもつ小丸子山１号墳など、注目すべき古墳が存在しています。

　これらは標高の高いこの地域にも有力な豪族がいたことを物語っています。

小丸子山１号墳測量図

安来市教育委員会提供

小丸子山１号墳

安来市教育委員会提供

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