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　浜田市旭町のまちなかを通る主要地方道浜田八重可部線ですが、現在の道路は大型車同士のすれ違いが難しく、また、歩道が未整備のため歩行者と自動車の距離が近く、双方にとって危険のある状態です。過去には数件の死亡事故が発生しており、地域からも安全・安心な道路を求める声が上がりました。

◇事業期間：平成２９年度～

◇位置：浜田市旭町丸原～今市地内

◇延長：１．６ｋｍ

◇道路幅員９．７５ｍ（車道：７．２５ｍ、歩道：２．５ｍ）

・現在のまち機能はそのまま残す

　･･今日までに形成されてきたまち機能を損なわないよう、現道拡幅ではなく、バイパスによる整備としました。

・まちの拠点施設へのアクセス

　･･旭支所や図書館、体育館といった旭町の拠点施設に行きやすいよう、道路線形を考慮しました。

事業関係者の皆さまへの情報提供のため、事業に関する広報誌を発行しています。

誌面では、今後の事業予定や工事の状況等をお知らせしていく予定です。

　今回のバイパス整備にあたり、旧今市小学校の建物が解体・撤去されますが、道路の東西に残る跡地について、まだ利用方針が決まっていません。このため、浜田市を主体として、旧今市小学校の跡地活用のためのアイデア、あわせて今市２工区の沿道や旭町全体のまちづくりに関する意見など、地域の声を集める取り組みをしています。

【キーワード】

　・今市小学校

･･･平成27年度閉校。平成28年度からは旭小学校に統合されたため、現在建物は使用されていない。

　・市子桜

･･･約６０年前、町内に住んでいた女性が若くして亡くした娘を思い、旧今市小に寄贈したソメイヨシノ。

　市子桜から接ぎ木した苗木は旭小学校にも植樹されている。

　今市自治会では、市子桜のライトアップをはじめとしたイルミネーションイベントも実施されている。

　これからの旭町を担う若者である旭中学校の１～３年生全校生徒の

　皆さんに、旧今市小学校の活用計画について協調学習の手法を用いた

　提案をしていただきました。

　「旭町が持続可能なまちであるために何が必要か」というテーマのもと、

　活発な意見交換が繰り広げられました。

　←授業の様子

　９月の全校集会で生徒の皆さんにプロジェクトの概要を説明し、授業当日までに各自アイデアを考えてもらいました。

　各学年の教室に掲示された今市２工区周辺の航空写真や旧今市小学校跡地の図面を見ながら、

　すきま時間に構想を膨らませてもらったようです。

　授業当日。

　１学年毎に３～４のグループに分かれて、自分が若者、子育て世代、高齢者だったと仮定した時に何が必要か、

という視点から意見を出し合い、実現可能かつ各世代のニーズに応えた跡地利用を考えてもらいました。

　難しいテーマだったと思いますが、１００分という短い時間で

　意見をまとめ、各グループ個性に富んだ提案をしていただきました。

　若者目線ならではの斬新な意見もありましたが、総じてどの

　グループも、維持管理費の捻出に頭を悩ませておられたようです。

　たくさんのご意見・ご協力ありがとうございました！

　島根県で事業を進める浜田八重可部線（今市２工区）のバイパス整備に伴い、新しいバイパス沿道のまちづくりや道路空間の整備、旧道沿線の活用等について、住民の皆さんと一緒に考えるワークショップを開催しました。

　両日とも活発な意見交換がなされ、たくさんの有意義な意見を得ることができました。

☆ワークショップニュース（令和２年３月発行）☆

　これまでの検討を踏まえたまちのあるべき姿を念頭に置きつつ、沿道のまちづくり（特に旧今市小学校跡地）や新しい道路整備などに対して意見交換を行いました。

■中学生の協調学習の成果発表

　旭中学校で実施した協調学習の成果をワークショップの場で発表しました。協調学習では、多様な年代の方が旧小学校跡地にどんな機能を求めているかを話し合い、活用方策を提案しました。

■旧今市小学校跡地の活用

　ワークショップでは旧今市小学校跡地の利活用についてテーブルごとに意見を出し合いました。運動などのイベントスペースや地域住民の居場所づくり、生活に便利な商業施設といったアイデアが出されました。

■その他の沿道地域

　その他の沿道地域では、沿線にある耕作放棄地をレンタル農園、観光農園や住宅地にするほか、加工品販売所としての活用などの提案がありました。また、旧道沿線にはブックカフェやアトリエ、スナックなどの娯楽施設整備のアイデアがありました。

　第2回では、車交通がバイパスに転換されたあとの旧道（現在の道路）の整備や沿道のまちづくりについて意見交換を行いました。

■旧道の整備

　旧道は歩行者が優先の通りを目指すことで全グループが一致しました。

　生活道路としての機能を維持しつつ、小中学生やお年寄りが安全に通行できるような道づくりが課題です。

■旧道沿線のまちづくり

　旧道が歩行者優先の道路となることで、イベントなどへの利用や、地域内の交流の場や住民の居場所が創出されることが期待されていました。