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『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会(旧名称:松江堀川水環境協議会)

 

【平成28年度の活動】

 

平成28年度第4回『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会

平成29年度第4回協議会を開催しました。

【開催日時・場所】

 平成29年3月24日(金)10:00~11:30

 島根県職員会館教養室1

【主な議事内容】

 1.今年度の活動報告・・・資料1(約0.4MB)

 2.来年度の環境修復研究事業の展開【ホシザキグリーン財団】・・・資料2(約0.1MB)

 3.来年度の活動(現時点案)・・・資料3(約0.1MB)

 4.その他

 ・新年度への引継

 ・次回協議会の開催

 

 議事次第、参加者名簿(約0.1MB)

 

 

規約を変更しました!(平成28年12月15日)

構成員の追加に伴い、規約を変更しました。

 ・協議会規約(0.1MB)

 

 

松江堀川(城山内堀川)生き物調査・クリーン活動の結果(確定版)

 平成28年12月7日(水)、城山内堀川で土のうで河川を締め切り、排水ポンプで水位を下げた状態で、生き物、クリーン活動を行いました。調査、活動結果を掲載します。

状況写真

城山内堀川(普段)

普段の城山内堀川

城山内堀川(調査当日)①

調査当日(水位低下後)の城山内堀川1

城山内堀川(調査当日)②

調査当日(水位低下後)の城山内堀川2

生物調査状況①

調査状況1

生物調査状況②

調査状況2

生物調査状況③

調査状況3

 

●生き物調査

■調査結果
場所 分類 種名 捕獲数 備考
城山内堀川 魚類 サッパ 2  
コイ   多数目視
フナ類 30 多数目視
タイリクバラタナゴ 56 外来種
オイカワ 1  
ナマズ 1 50cm
ボラ   多数目視
ミナミメダカ 200 200捕獲、多数目視、絶滅危惧2(環境省)
スズキ 2 17cm、2個体捕獲。ほか目視確認あり
ブルーギル 95 外来種
オオクチバス   外来種、目視1
アシシロハゼ 1  
シモフリシマハゼ 40  
ヌマチチブ 50  
ウロハゼ 6  
シンジコハゼ 8 絶滅危惧2(島根)
両生類 ウシガエル 1 外来種、幼生
爬虫類 ミシシッピアカミミガメ 16 外来種、♂2、♀14(甲の傷跡あり6、変形2)
クサガメ 1 ♂黒化、背甲右下部傷跡
哺乳類 ヌートリア   外来種糞のみの確認
甲殻類 ニホンイサザアミ 500 500捕獲、ほか目視
チョウセンコツブムシ   多数目視
ヨツバコツブムシ   多数目視、岩場に穴を掘っている
スジエビ 50  
テナガエビ 40  
アメリカザリガニ 1 外来種
貝類 ヤマトシジミ 133 大型個体多い(殻長4.5cm、殻高2.5cm)
多毛類 ゴカイ類 2 底の泥内にて確認
海綿類 シロカイメン   多数目視、準絶滅危惧(島根)全国でも生息が限られる汽水性カイメン
水生植物 マツモ   多数目視
■生き物写真
ヤマトシジミ ミナミメダカ ミシシッピアカミミガメ
ヤマトシジミ ミナミメダカ ミシシッピアカミミガメ

 

■コメント

【越川アドバイザー】

1.汽水の生態系

 魅力の根底にある「汽水の生態系」は、ヤマトシジミ・テナガエビ・スジエビ類・ヌマチチブが多く採捕され、宍道湖と同様な弱汽水の環境が良く保たれていた。ただ、これまでの調査では、スズキ・サッパ・ボラ類などの回遊性魚類が多く確認されていたものの、今回のような低水温時には、多くが中海の方へ移動していることから、採捕数は僅かであった。もっとも、調査の2、3日前までは、40cmクラスと20cmクラスのボラの群れを多数確認している。よって、今回の採捕数よりも多くの回遊性魚類がまだ堀川には残留しているものと思われる。

 次に、淡水魚のメダカ・フナ幼魚が非常にたくさん採捕された。このことから、汽水魚と淡水魚がともにたくさん暮らす魅力ある堀川の生態系を確認することができた。

2.外来種について

 これまでの調査では、アカミミガメ・ブルーギル・オオクチバス・アメリカザリガニなどの外来種の個体数が多いことが確認されているが、今回は、ブルーギルの幼魚以外の捕獲は極めて少なかった。よって、今回の採捕結果と現状とは大きくかけ離れたものであったといえる。

 現在の堀川は、汽水生物と淡水生物がともに棲息する生物多様性の高い魅力のある生態系をたもっているが、それを維持、さらにより魅力を高めていくにあたっては、今後とも外来生物によって、生態系がかく乱される恐れのあることは常に認識しておく必要がある。

 よって、外来種の生息数や生態について、今後も調査を実施していく必要がある。

さらに、カメ類については、イシガメ・スッポン・クサガメなど在来種が著しく減少している現状から、アカミミガメの調査並びに駆除は必要なものと思われる。

 

【寺岡アドバイザー】

 今回の調査では、大型のヤマトシジミを多数確認することができた。堀川はシジミの再生産の場として重要な所であると考えられる。カメ類は外来種のアカミミガメが多数を占めた(他はクサガメ1個体のみ)。これまでの調査から、アカミミガメの糞内からシジミの殻が確認されており、今後、アカミミガメが大繁殖していくと、シジミへの食害が懸念される。希少種として、ミナミメダカ{絶滅危惧2類(環境省RD)}を多数確認、シンジコハゼ{絶滅危惧2類(島根RD)}、全国でもまれな汽水性のシロカイメン{準絶滅危惧類(島根RD)}を確認した。今回の調査では、掘の水を抜くことで底生生物を調べることができた。そのことにより、漁業資源として重要なシジミやテナガエビなども多数確認することに至った。堀川は、水産上重要な種の再生産の場として、また希少種のサンクチュアリとなっている可能性があることが示唆された。しかし、アカミミガメやブルーギルなどの外来種も確認され、これらが増えることでの食害が懸念される(すでに影響がある可能性あり)。悪影響を与える多数の外来種を減らすことで希少種の保存や環境保全、漁業振興、もたらされる景観から観光振興に繋がるものと期待する。

 

【桑原アドバイザー】

・今回が初めての作業なので、水深や地形がわからなかった事もあると思うが、水がもう少し抜けると作業がしやすいのではないかと思った。また、枯死前と思われる水草も多くみかけたので、この機会に少しでも取れるといいのではないかと思った。中に入ると、もっとズブズブとはまるのでは思っていたが、想像よりもヘドロなどは少なく、子供でも気を付ければ十分に参加できると感じた。県外から来られた研究者の方に、他県のお堀での川干し作業に参加するが、ゴミがこんなに少ない場所はないですよ、とお褒めの言葉をいただいて、地元の人間として嬉しかった。

・確認した生物の中では、外来種のブルーギルもたくさん確認されたが、在来のフナ類やメダカ、ヌマチチブなどの魚類、スジエビやテナガエビなどの甲殻類も多く生息しており、この点では、在来生物の生態系が比較的維持されていることが確認できた。このほか、川底や石垣の中には、ヤマトシジミが生息していた。大きさの構成は、わずかに小型貝もみられたが大型貝がほとんどで、小型貝の割合が高くなる宍道湖の大きさの構成と異なっていた。

 

●クリーン活動

 ・土のう袋32袋分のゴミ(ビン、ビニールなど)・雨傘・看板等の鉄クズ

活動状況写真

状況写真①

活動状況

状況写真②

収集状況

状況写真③

収集したごみ

 

 

平成28年度第3回『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会

平成28年度第3回協議会を開催しました。

【開催日時・場所】

 平成28年11月9日(水)9:30~11:00

 市町村振興センター大会議室1

【主な議事内容】

 1.これまでの流れ

 2.城山内堀川の環境修復研究事業【ホシザキグリーン財団】

 ・研究概要

 ・仮設工事概要

 3.城山内堀川の生き物調査(目視程度)・クリーン活動【協議会】

 4.その他

 ・次回協議会の開催

【配布資料】

 ・議事次第、参加者名簿、席次表(約0.1MB)

 ・協議会PR小冊子(約8.4MB)

 

平成28年度第2回『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会

平成28年度第2回協議会を開催しました。

【開催日時・場所】

 平成28年9月30日(金)13:30~15:30

 市町村振興センター小会議室

【主な議事内容】

 1.協議会規約の改定(構成員の変更)

 2.城山内堀川での活動(11月下旬予定)

 ・環境修復事業(ホシザキグリーン財団)

 ・クリーン活動

 ・法手続き

 ・広報、啓発

 

 

協議会名、規約を変更しました!(平成28年7月25日)

 協議会名の設立趣旨により適した、協議会名、規約に変更しました。

 今後は、「『汽水の松江堀川』魅力アップ協議会」として活動していきます。

 ・協議会趣旨(0.1MB)

 ・協議会規約(0.1MB)

 

平成28年度第1回松江堀川水環境協議会

第1回松江堀川水環境協議会を開催しました。

【開催日時・場所】

平成28年5月24日(月)(県庁南庁舎:松江市殿町8番地)

【主な議事内容】

1.今年度の構成員(PDF約0.07MB)

2.今年度の活動計画について(PDF約0.05MB)

3.松江堀川水環境協議会のステップアップについて(PDF約0.2MB)

 


お問い合わせ先

河川課

〒690-8501 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎)
0852-22-5196
0852-22-5681
kasen@pref.shimane.lg.jp