トンネルを抜けて「石見畳ヶ浦」へ(浜田市)
夏ともなれば、浜田市にある「しまね海洋館アクアス(外部サイト)」や、石見海浜公園(外部サイト)は山陽方面をはじめ、多くの来訪者で賑わいます。
「石見畳ヶ浦」は、そのすぐ近くにあるのですが、国道9号線に面していないため、意外と見逃しているのではないでしょうか?実はここ、環境省が選んだ「かおり風景100選(外部サイト)」に県内から唯一選ばれたところ。スルーするのは、もったいないですよ。
かおり風景100選「石見畳ヶ浦磯のかおり」
http://www.env.go.jp/air/kaori/71ishimigaura.htm(外部サイト)
「石見畳ヶ浦」へは、国府海水浴場(海)を左に見ながら広い道を進み、唐鐘漁港の北東角にあるトンネル(注:人専用、車は入れません!!)から入ります。総延長約200mのトンネルの途中には、「石見畳ヶ浦」に関する説明板がありますので、行き・帰りに涼みながら予習・復習すると、畳ヶ浦のことがよくわかります。
トンネルを出ると、広い海岸が広がっています。ここは、明治5年の浜田地震の際に浅海が隆起してできた珍しい隆起海床で、広さが約4.9haもあるところから「千畳敷」と呼ばれています。地質学的にも貴重で、国の天然記念物にも指定されています。
トンネルの先に1600万年前のタイムカプセルが……
「千畳敷」を見渡すと、直径50cm前後の腰掛のような丸い岩が目につきます。これは、「ノジュール(団塊)」と呼ばれる貝の化石などが固まってできた岩で、よ〜く観察すると、貝の化石を見つけることが出来ます。
<お願い>
天然記念物です。化石を傷つけたり、削って持ち帰ったりしないようにお願いします。
しまね自然公園ガイド「浜田海岸県立自然公園」のページ
地質学的な解説(「島根地質百選選定委員会」のページ)
http://www.geo.shimane-u.ac.jp/geopark/tatamigaura.html(外部サイト)
交通アクセスと周辺の見所(「浜田市観光協会:0855-24-1085)」のページ)
http://www.kankou-hamada.org/(外部サイト)
<自動車をご利用の方へ>
石見畳ヶ浦の入口付近に有料駐車場がありますが、数台分しかありません。こちらが満車の場合は、最寄の国府海水浴場・有料駐車場に車を停めてください。
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)