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裏からも見られる!「龍頭が滝」(雲南市)

 

龍頭ヶ滝  

龍頭が滝(表から) 

 

 島根県には、「日本の滝100選」に選ばれた滝が2つ(正しくは3つ)あります。隠岐の島町の「壇鏡の滝」と雲南市の「龍頭八重滝」ですが、「龍頭八重滝」という名前の滝は存在せず、別の場所にある「龍頭が滝」と「八重滝」の2つの滝がまとめて選ばれたものです。

 このうち、「壇鏡の滝」と「龍頭が滝」には、「日本の滝100選」に選ばれたことのほか、もう1つ共通点があります。

 それは、「裏見(うらみ)の滝(外部サイト)」、つまり、滝の裏側に広いくぼ地があり、裏側から滝を眺めることが出来る滝であることです。

 こうした滝は、全国的にもそう多くはありません。「日本の滝100選」に選ばれ、かつ「裏見の滝」を有する滝は、この2つだけではないでしょうか?

 表側からの美しい姿のほかに、裏側からマイナスイオン(時には水しぶき)を浴びながら、別の姿を眺められるというのは、本当に贅沢なことです。雲南市を舞台にした映画「うん、何ん?」にも「龍頭が滝」が出てきますよ。

 

雲南市観光協会ホームページ(外部サイト)

 

 

 龍頭が滝裏側への階段 龍頭が滝を斜めからみたところ 龍頭が滝を裏からみたところ 壇鏡の滝

 龍頭が滝(左から、裏への階段、斜め後から見たところ、裏から見たところ)壇鏡の滝(隠岐の島町)

 

 

滝見も自然観察もできる!

 「龍頭が滝」の周りには、浅瀬が広がっています。水も冷たく、周囲の気温も低いので、はきものを脱いでひざから下を水につけるだけで、とっても爽やかな気持ちになります。深みにはまったり、岩場で滑ったりしないように、保護者の方が近くで注意して見ておれば、子どもたちの水浴びにも最適な場所です。

 また、「八重滝」は、自然観察モデルコースにもなっており、遊歩道に沿って歩くと、8つの滝が次々と現れるので、滝見と自然観察が同時に出来ます。

 毎年、8月には、それぞれの滝でお祭りも開かれています。

 

 ★毎年8月14日八重滝まつり(八重滝駐車場)

 ★毎年8月15日龍頭が滝まつり

 

 【問合せ先:雲南市掛合総合センター0854−62−0302】

 

 川遊びをする際はライフジャケットを着用する等、安全に留意して楽しい思い出を持って帰ってください。

 

河川水難事故防止ポータルサイト(外部サイト)(国土交通省)

 https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/play/anzenriyou.html

 

島根県自然公園ガイド(「竜頭八重滝県立自然公園」のページ)

 https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/shimane_kouen/kenritu-shizen-koen/ryuzu-yaedaki/

 

自然観察モデルコース(「八重滝コース」のページ)

 https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/sizennkansatu/yae/yae.html

 

雲南市で滝めぐり

 時間の許す方は、雲南市の3つの有名な滝を巡ってみてはいかがでしょうか?

3つの滝の内2つは、100選に選ばれている「龍頭が滝」と「八重滝」ですが、もう1つ有名なのが、三刀屋町にある「雲見の滝」です。涼しさと雄大さでは「龍頭が滝」が随一ですが、滝が連続する「八重滝」、狭い峡谷に遊歩道の進行方向に対して直角に落ちてくる「雲見の滝」、それぞれまったく違った滝で、趣があります。

八重滝看板   八重滝解説板   八重滝   雲見の滝

 八重滝(左から、駐車場にある看板、案内看板、一番奥にある「八潮滝」と「八汐滝」)雲見の滝

 

雲南市のホームページ

 https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/kankou/spot/meisyodentou/meisho11.html(外部サイト)(龍頭が滝)

 

 https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/kankou/spot/meisyodentou/meisho10.html(外部サイト)(八重滝)

 

 https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/kankou/spot/meisyodentou/meisho08.html(外部サイト)(雲見の滝)

 

 

江津市で滝めぐり

 雲南市と並んで大きな滝が集中しているのが江津市です。

 中でも、断魚渓・観音滝県立自然公園に指定されている「観音滝」は、駐車場、遊歩道が整備され、駐車場から500mで滝にたどりつけるので、おすすめです。

 江津市と邑南町にまたがる千丈渓県立自然公園の「千丈渓」でも、遊歩道沿いに、「三三滝」、「魚切り」、「相生滝」など複数の滝が見られます。ただし、「大淵」、「白藤滝」、「紅葉滝」は邑南町内にあり、江津市側から遊歩道を進む場合、片道1時間半程度かかります。

 

島根県自然公園ガイド(「断魚渓・観音滝県立自然公園」のページ)

 https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/shimane_kouen/kenritu-shizen-koen/dangyokei-kannondaki/

 

島根県自然公園ガイド(「千丈渓県立自然公園」のページ)

 https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/shimane_kouen/kenritu-shizen-koen/senjokei/

 

自然観察モデルコース(「千丈渓コース」のページ)

 https://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/sizennkansatu/senjoukei/senjoukei.html

 

 

 

 観音滝千丈渓の案内図千丈渓紅葉滝千丈渓大淵

 観音滝千丈渓(左から、江津市側駐車場にある案内看板拡大図、「紅葉滝」、「大淵」)

 

 「岩瀧寺の滝」、「龍頭ヶ滝」も、大きな滝なのですが、県立自然公園ではないこと、また、駐車場、遊歩道も十分に整備されていないため、一般にはあまり知られていません。

 「岩瀧寺の滝」は、駐車場がありませんが、車道沿いの標識の立っているところから、少しだけ探勝道を登るとすぐのところにあるため比較的訪れやすいです。これに対し、江津市の「龍頭ヶ滝」は、遊歩道が途中から非常に足場が悪くなり、靴がびしょぬれになる覚悟が必要です。また、夏場など草の多い時期は、通行が出来ないようです。「秘境」の趣もあるこの滝へは、十分な装備をされた方のみ、草のない時期に見ていただくことをお勧めします。

 

 

 岩瀧寺の滝岩瀧寺の滝解説板江津市の龍頭ヶ滝に行く途中の滝龍頭ヶ滝終点にある標柱江津市の龍頭ヶ滝

 岩瀧寺の滝(右は、探勝道入口の解説板)龍頭ヶ滝(左は途中の滝で、右が遊歩道終点の龍頭ヶ滝)

 

 

江津市観光協会のホームページ

 https://gotsu-kanko.jp/(外部サイト)【問合せ先:0855-52-0534】

 

 http://gotsu-kanko.jp/kankou/shizen/ganryuji/(外部サイト)(岩瀧寺の滝)

 

 http://gotsu-kanko.jp/kankou/shizen/senjokei/(外部サイト)(千丈渓)

 

 http://gotsu-kanko.jp/kankou/shizen/kannontaki/(外部サイト)(観音滝)

 

 

<注>

 江津市の「龍頭ヶ滝」は「竜頭ヶ滝」と書かれることがあります。雲南市の滝も、「竜頭八重滝県立自然公園」と表示されるように、「竜頭ヶ滝」とも「龍頭ヶ滝」とも書かれます。

 大変紛らわしいですが、このページでは雲南市の滝は「龍頭が滝」、江津市の滝は「龍頭ヶ滝」と表示しています。

 


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階
   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
        0852-22-5348/6433(自然公園施設係)
    0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
        0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)