環境省や島根県では、多年にわたり自然環境の保護・保全に尽力されている個人や団体に対して、その功績を称えるため、各種の表彰を行っています。このページでは平成29年度の自然保護関係の各種表彰の表彰式や伝達式についてご紹介します。

　各種功労者表彰は、各分野において県勢の発展に大きな貢献があった方を知事が表彰するものです。平成29年度は自然環境分野では１名が受賞されました。

　表彰式は、11月22日にサンラポーむらくもにおいて行われました。

• 自然環境功労の受賞者

岩佐捷治（奥出雲町）

• 功績の概要

　比婆道後帝釈国定公園において、動植物の保護と自然公園利用者の適正な指導等を行うとともに、登山道等の環境整備や自然保護思想の普及啓発に尽力されました。

【参考】その他の分野でも多数の方が受賞されました。詳しくは秘書課のホームページをご覧ください。秘書課ホームページ

　環境省では、毎年１０月の１か月間を「全国・自然歩道を歩こう月間」と主唱し、多くの人々が全国の長距離自然歩道をはじめ自然や文化に恵まれた自然歩道を歩くことを通じて、自然とふれあい、自然への理解を深めることを目的とした各種行事を都道府県等との協力のもと実施しています。

　この月間中に、永年にわたり自然歩道の維持・管理等に顕著な功績のあった方に対する「自然歩道関係功労者表彰」を行っています。10月10日に島根県環境生活部長から表彰状を伝達しました。

• 受賞者

船通山友の会（奥出雲町）

• 功績の概要

　多年、比婆道後帝釈国定公園船通山地域の自然歩道の維持管理として、歩道やトイレの美化清掃、草刈り、倒木等の障害物の除去、事故防止のための巡視等に尽力されました。

　全国の表彰者については環境省のホームページをご覧ください。

　平成29年度「全国・自然歩道を歩こう月間」及び「自然歩道関係功労者表彰」について（外部サイト環境省）

　環境省では、自然公園の保護とその適正な利用に関し、顕著な功績があったもの（または団体）を表彰し、これを讃えるために毎年度「自然公園関係功労者環境大臣表彰」を行っています。

　今年度の表彰式は、平成２９年7月31日に「釧路湿原国立公園指定30周年記念式典」において行われました。島根県在住の下記受賞者におかれては式典にご欠席されましたので、平成２９年９月4日に島根県環境生活部長から表彰状の伝達を行いました。

• 島根県内の受章者

朝倉進（奥出雲町）

• 功績の概要

　多年にわたり、比婆道後帝釈国定公園において、動植物の保護と自然公園利用者の適正な指導を行うほか、登山道等の環境整備を積極的に行うなど、動植物の保護と自然公園利用者の適正な指導等に尽力されました。

　全国の表彰者については環境省のホームページをご覧ください。

　平成29年度自然公園関係功労者環境大臣表彰について（外部サイト環境省）

　環境省では、毎年７月２１日から８月２０日を「自然に親しむ運動」期間としており、自然に対する理解の促進や適正利用の普及を図り、自然を大切にする心を育むために、全国各地で自然に親しむための様々な行事が行われています。

　この運動に合わせ、自然公園指導員として永年にわたり活動され、特に顕著な功績のあった方に対して、環境省自然環境局長から表彰が行われました。島根県環境生活部長が平成２９年７月２７日に伝達しました。

• 坂本弘治（大田市）

　利用者への利用指導を行うとともに、遊歩道の施設の損傷に関する情報収集や管理者への情報提供を行い、また、主に子供を対象とした自然観察活動を展開し、自然保護思想の普及啓発に尽力されました。

• 澤田寿子（安来市）

　利用者への指導を行うとともに、季節の山野草など野生動植物の状況変化や遊歩道の施設の損傷に関する情報収集を行い、また、ゴミ拾いなどの美化清掃活動を随時行うほか、自然観察会などに協力し、自然保護思想の普及啓発に尽力されました。

　環境省では、6月の環境月間行事の一環として、地域の環境保全に関し、特に顕著な功績があった者に対して、その功績をたたえるため、毎年度、環境大臣による表彰が行われています。

　本年は、全国で計117件の個人・団体が選ばれ、うち島根県からは「特定非営利活動法人アンダンテ２１」がその活動の功績を認められ、表彰されました。

• 島根県内の受賞者

特定非営利活動法人アンダンテ２１（益田市）

• 功績の概要

　多年、高津川を中心とした環境保全活動に取り組んでおり、水環境の保全、生物の調査・保全、環境学習や自然体験活動等の普及啓発、河川のゴミ拾い等美化活動に尽力していることが評価されました。

• 表彰式

　平成29年6月14日（水）グランドアーク半蔵門（東京都千代田区隼町1-1）において、表彰式が行われました。式典の詳細と全国の表彰者については環境省ホームページをご覧ください。

　平成29年度環境保全功労者等の表彰について（外部サイト環境省）

　島根県では、環境月間（６月）記念行事の一環として、環境保全（自然環境の保全及び快適環境の形成）に関し、特に顕著な功績のあった個人及び団体にその功績をたたえ知事感謝状を贈呈しています。平成２９年環境保全功労者知事感謝状のページ

　このうち、平田寛容さんと節子さん、布施隠岐シャクナゲ保護育成会は、主に自然環境の保全に尽力されています。
 

• 平田寛容、平田節子（松江市）

　長年、島根県自然保護レンジャーとして、自然公園、中国自然歩道等のパトロールを実施し、一般利用者への自然保護思想の普及やマナー指導に取り組んでいます。倒木の撤去、施設の破損等の状況の報告などを随時行い、公園施設の安全管理にもとても貢献されました。

• 布施オキシャクナゲ保護育成会（隠岐の島町）

　長年、島根県オキシャクナゲ自生地自然環境保全地域における管理団体として、保全地域における違法採取防止のパトロールを行い自然環境の保全に努めるとともに、歩道の整備、清掃を行い美化に取り組んで来られました。

　環境省では、毎年４月１５日から５月１４日までの「みどりの月間」において、県や市町村等と協力して、「みどり」に関する各種行事等を全国的に実施しています。この期間中に、自然環境の保全に関して顕著な功績があった者（又は団体）に対し、その功績を讃えるため、自然環境功労者として環境大臣表彰を行っています。

　本年は、全国で各部門計２６件の個人・団体が選ばれ、うち島根県からは「赤川ほたる保存会」がその活動の功績を認められ、「いきもの環境づくり・みどり部門」で表彰されました。

• 島根県内の受賞者

赤川ほたる保存会（雲南市）

• 功績の概要

　ホタルの保全活動を旧大東町の条例として制定させるなど議会や行政と連携し、将来にわたる町民の財産となるよう活動したことは、自然環境保全の取り組みとして先駆的であること、また設立以来、長年にわたって、ホタルとのふれあいの場を提供し、市内外に広く普及啓発を行っていることが評価されました。

　赤川ホタル生息地は「みんなで守る郷土の自然」に選定されています。

「みんなで守る郷土の自然」赤川ホタル生息地のページ

• 表彰式

　平成29年4月19日（水）新宿御苑内インフォメーションセンター（東京都新宿区内藤町11番地）において、表彰式が行われました。式典の詳細と全国の表彰者については環境省ホームページをご覧ください。

　平成29年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰について（外部サイト環境省）