県産木材による木製安全施設使用事例
木製安全施設フォローアップアンケート結果
◆目的
県産木材の利用拡大を図るため、平成23年10月1日より工事費5千万円以上(平成25年4月1日より工事費3千万円以上)の県の公共工事において県産材を使用した木製安全施設を使用することとしています。
県産木材利用に係る評価と今後の検討課題の把握等を目的に発注者、受注者、木材製造業者に対しアンケート調査を実施しました。
◆対象
既発注の木製安全施設を使用している工事(31工事)における発注者、受注者、木材製造業者
◇発注者・・・・県発注事務所9機関(担当グループ23グループ)
◇受注者・・・・建設業者29社(未回答3社)
◇木材製造業者・・・・木製品を製造している9社(未回答2社)
◆フォローアップアンケート結果
フォローアップアンケート結果はこちらから
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◆フォローアップアンケート結果に基づく改善点【平成24年10月1日以降】
上記フォローアップアンケート結果に基づき、下記仕様を改善しました。
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県産木材を使用した工事用看板等の使用について
【木製工事用標示板】【木製工事用看板】【木製工事用バリケード】
※上記製品は、平成23年7月に製作、展示した試作品です。
公共工事における県産木材の利用
森林は、地球温暖化の防止や県土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、木材の供給など多くの公益的機能を有していますが、戦後、造林された人工林が資源として利用可能な時期を迎える一方、木材価格の下落等の影響などにより森林の手入れが十分に行われず、森林の多面的機能の低下が大いに懸念される事態となっています。
このため、国において「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(平成22年10月1日)が施行されたことに伴い、県では、「島根県木材利用率先計画」(平成22年12月28日)を策定し、公共建築物や公共工事において県産木材を積極的に活用することとしています。
県産木材を使用した木製安全施設の使用
県産木材の利用拡大を図るため、原則として工事費5千万円以上(平成25年4月1日より工事費3千万円以上)の県の公共工事において、下記県産木材製品を使用することとしました。
■木製安全施設製品(県産木材製品)
(1)木製工事用標示板(標示板1400mm×1100mm用)
(2)木製工事用看板(看板1400mm×550mm用)
(3)木製工事用バリケード
適用年月日
平成23年10月1日以降入札公告及び指名通知を行う工事
適用工事
工事費50,000千円以上の公共工事(平成25年4月1日より工事費30,000千円以上)
ただし、現場条件等により設置が困難な場合は除くものとする。
県内における県産木材を使用した工事用看板等の製作業者
公共工事で使用する県産木材を使用した木製工事用標示板、木製工事用看板、木製工事用バリケードの製作会社等については、各発注機関へお問い合わせ下さい。
しまねの木認証書等について
「しまねの木」とは、島根県の森林で生産され、島根県で製材・加工された木材製品です。
県産木材であることを証明する、しまねの木認証書については、しまねの木認証センター会員名簿に登載された登録事業者(製造業者等)がしまねの木認証センター(社団法人島根県木材協会内)へ申請し、同センターが認証書を発行します。
当該木製品の購入時において、認証書の写しも併せて納入されます。
試作品展示に対する意見への対応
平成23年7月に試作品の製作、展示を行い、県民、建設業協会、木材協会等の方々からのご意見をいただき改良を加えてきました。
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意見 |
試作品規格 |
県標準規格への対応 |
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1 |
重たい (標示板、看板) |
・材の径が55mm〜70mm ・看板部裏材に全面的に木材使用 |
・材の径を流通量の多い垂木材規格(45mm×45〜55mm相当)へ統一 ・看板は現行の鉄製を使用し、裏材全面への木材使用をやめる |
2 |
大きい (標示板、看板) |
・看板の外側に木材が張り出し(市販品は看板部の裏側に枠を固定) 全高:1760mm〜2000mm 全幅:1210mm〜1340mm 市販品:全高1600mm 全幅1100mm |
・木材の外枠に既製看板を貼り付ける。(既製看板の外側に15mm程度木材が見えるように固定) 全高:1600mm 全幅:1130mm
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3 |
風対策が必要 |
・特に考慮していない
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・看板外枠に孔を開け、番線で固定できるようにしておく ・バリケードのストッパーの高さを工事用おもり等が設置できる高さに設定 |
4 |
控え材はいらない (標示板、看板) |
・控え材有り |
・県の標準仕様では控え材は設けない。 |
5 |
看板は転用していくので書き換え、交換がしやすいものにしてほしい |
・木材にシール、アクリル板を貼り付けている |
・現行の既製(鉄製)品を使用し、交換が難しいアクリル板等は使用しない。鉄製は磁石が使用できる等利便性がよい |
6 |
コストが割高だが費用計上はするのか? |
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・県内の森林資源は伐期を迎えており、県内産木材の利用推進は県の重要な施策となっている。 ・費用計上においては共通仮設費内の安全費において基数分を積み上げ計上する。 |
7 |
看板、バリケード等、各社、在庫を抱えているがどうするのか? |
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・段階的に適用工事を拡大していくことで業者の負担を軽減 |
公共土木工事での木材利用推進
間伐パネル施工事例
平成17年度稗原木次線高窪工区新世紀道路(生活関連)工事
工事場所:島根県雲南市三刀屋町高窪
発注者:雲南県土整備事務所
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