間伐の必要性と島根の森林
◆何もしない山は危険?間伐が森を助ける!◆
間伐とは森林内で木々の生育が良好になるように、混み合っている樹木を抜き伐ることです。
間伐を実施しない森林では、地面に十分な光が届かず、草や低い樹木がない状態になります。この結果、わずかな降雨などにより土砂が流出しやすくなり、土砂災害などの危険が高まります。更に、木が過密になると細く弱々しくなり、雪や風による倒木被害を受けやすくなるなど、様々な問題が生じます。
このようなことから、水資源の確保や土砂流出の防止など森林のもつ様々な公益的機能を十分に発揮させるためには、間伐は必要不可欠なものです。
間伐の実施が…
山地災害を防ぎ…豊かな森を守る!
◆島根県の森林ってどんな状況?◆
島根県の森林は約52万haあり、県の面積が約67万haですので、約8割を森林が占める森の多い県です。このうち人工林(人により植栽された森林:主にスギやヒノキが植えられている)は約13万haであり、森林面積全体の約25%となっております。これは、4つの山を眺めれば1つは人工林ということになり、人工林が占める割合は非常に大きなものです。
間伐はこれら人工林の木が成長する過程で数回行うことが効果的とされ、一般的に植栽されて16年から40年までの若い森林が対象となります。この若い森林は現在県内に約8万haあり、人工林のうち約6割は間伐を行うべき森林と言えます。
県ではこの森林で間伐が進むよう、様々な施策により取り組みを行っていますが、現在でも間伐を行っていない森林も多く、今後も積極的な取り組みにより間伐促進を図ることを目指しています。
◎参考ホームページ
- 「(外部サイト)間伐&間伐材について」(林野庁)
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