近年、二酸化炭素の増加などによる地球温暖化の間題や自然環境の変化などの環境問題が社会的にみて緊急かつ重要な課題となっており、土木構造物に対しても機能性に加え環境への配慮の必要性がクローズアップされてきました。

このような背景のもと環境を保全し資源循環型社会を構築する視点から、土木用資材として木材利用の意義が再確認されつつあります。

木材は、再生産が可能な資源であること、軽量で取扱いや運搬が容易であること、加工が簡単で工作設備が簡易で済む等の土木施設の資材としての利点がありますが、一方で腐朽する、規格にバラツキがある等の性質があり、実際の設計・施工に当たっては、これらの木材の特性等を生かした適切な利用を心がける必要があります。
このような状況を踏まえ、農林水産部及び土木部が所掌する土木工事における木製構造物について、調査、計画、設計、施工に関する技術的な事項の充実を図り、木材の有効かつ積極的な利用の推進に資するため、新たに「島根県公共土木工事木製構造物等設計指針」を制定しました。

「道路」、「河川」、「港湾」、「砂防」、「治山」、「公園」、「土地改良」、「漁場」工事など公共土木工事の幅広い分野において、それぞれの現場での設計や施工にあたりこの指針を有効活用して頂きたいと思います。

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「島根県公共土木工事木製構造物等設計指針」１：ＰＤＦ形式（１８５０ＫＢ）（表紙〜Ｐ２４）

「島根県公共土木工事木製構造物等設計指針」２：ＰＤＦ形式（１９５０ＫＢ）（Ｐ２５〜Ｐ５０）