宍道湖・中海「探鳥・景観スポット」のご紹介
◆宍道湖・中海探鳥マップ
多くのみなさまに宍道湖・中海に接していただけるよう、「宍道湖・中海探鳥マップ」掲載地に加えて、景観スポットなどをご紹介いたします。
※みなさまに愛される宍道湖・中海であるよう、マナーを守ってお楽しみください。お車でお越しの際は、路上駐(停)車や民有地への駐(停)車はなさらないようお願いします。また、お車を停められる際は、地球温暖化防止の観点からもエンジンをお切りください。
○宍道湖・中海探鳥マップ標示箇所
1.宍道湖グリーンパーク2.斐伊川河口3.出雲市トキ分散飼育センター4.宍道湖ふれあいパーク(鳥ヶ崎)
5.松江市役所前の湖岸6.道の駅秋鹿なぎさ公園7.米子水鳥公園周辺8.美保関
9.中海干拓堤防10.中海大橋11.飯梨川河口12.安来の水田(宇賀荘地区)
1.宍道湖グリーンパーク
宍道湖西岸に野鳥観察舎を備えた他自然型の公園として整備されています。この周辺は西日本最大の野鳥の宝庫として知られ、行き届いた設備と常駐する職員の解説などにより、誰でも容易にバードウオッチングを楽しむことができます。隣には水族館「県立宍道湖自然館ゴビウス」があり、併せて楽しむことができます。宍道湖・中海の自然がよくわかる場所です。
一畑電車でお越しの際は、「湖遊館新駅」が最寄り駅(下車約500m)となりますが、園駅で降りて湖岸土手を歩いても約1kmで、天気の良い日は宍道湖を見ながら散策できる気持ちの良いコースです。
詳細は下記リンクから宍道湖グリーンパークのホームページをご覧ください。
宍道湖グリーンパーク室内はゆっくり野鳥観察ができる
グリーンパーク前の宍道湖岸グリーンパークから園駅方面を望む(左手前方)
■駐車場(8台)施設内にトイレあり
※関連リンク→宍道湖グリーンパーク(外部サイト)
2.斐伊川河口
斐伊川の最も河口よりに架かる灘大橋の南側から宍道湖方面へ行くと斐伊川河口土手へでることができます。見晴らしの良い土手の向こうには、遠く船通山に源を発し、「やまたのおろち伝説」でも有名な斐伊川河口を望むことができます。宍道湖に向かって左に北山、右には中国山地へつながるなだらかな山がありますが正面には雄大な宍道湖が広がり、ゆったりした景色を見ることができます。
また、河口土手では春になるとの野大根が花を咲かせ、秋にはススキを見ることもできます。10月下旬頃から3月にかけては、コハクチョウなどの水鳥が飛来し、バードウオッチングの絶好のポイントとなります。更に、早朝にはマガンのモーニングフライトも見ることができる貴重な場所です。
土手沿いには、宍道湖西岸なぎさ公園があり、駐車場やトイレが完備されています。
マガンの群れ斐伊川河口のコハクチョウ春には一面「野大根」の花
■駐車場(60台)公衆トイレあり
3.出雲市トキ分散飼育センター
JR西出雲駅から南へ徒歩で約10分。山陰自動車道出雲ICから東へ車で約5分のところにあります。
出雲市トキ分散飼育センターは、佐渡島以外で日本に4箇所あるトキの飼育施設のひとつです。平成23年からトキの分散飼育が行われており、平成30年には公開施設が整備されました。繁殖期を除く7月ごろから年末までトキが一般公開されます。
詳細は下記リンクから出雲市トキ分散飼育センターのホームページをご覧ください。
トキ分散飼育センター外観、一般公開時にはトキを間近で見ることができる
■駐車場(しまね花の郷駐車場160台)施設内トイレあり
※関連リンク→出雲市トキ分散飼育センター(外部サイト)
4.宍道湖ふれあいパーク(鳥ヶ崎)
玉造から国道9号線を西に約1km進んだところ(鳥ヶ崎)に、宍道湖ふれあいパークがあります。駐車場から宍道湖岸へ階段を上がると公園が整備されており、宍道湖の東には松江市街地、北から西にかけては北山を望むことのできる絶好の眺望ポイントです。また、秋から春にかけては多くのカモ類などを見ることのできる観鳥スポットでもあります。
この公園の宍道湖側には、展望・休憩施設が平成19年3月に完成しました。この施設には、ここから見ることのできる野鳥の解説や、「出雲国風土記」(いずものくにふどき)に登場する「神名火山」(かんなびやま)をはじめとする北山に連なる山々の位置や解説などが標示してあり、年を通じて楽しむことができます。
※「神名火山」は「神の降る山、神の宿る山」として「出雲国風土記」に記されていて、宍道湖の四隅にある茶臼山、朝日山、大船山、仏経山を指します。そのうち朝日山と大船山を見ることができます。
◆宍道湖ふれあいパーク
美しく整備された宍道湖ふれあいパーク
◆展望休憩施設
展望・休憩施設と標柱
山座同定盤野鳥解説板と山名を記したパノラマ写真
施設内の覗き窓から見ると額に入ったような北山の景色が…
■駐車場(70台)公衆トイレあり
5.松江市役所前の湖岸(千鳥南公園)〜夕日スポット
宍道湖東岸は、宍道湖大橋を挟んで南北両岸とも美しく整備されていて、地域や観光に訪れた方々の散策やウオーキング、ジョギングなど、多くの方に親しまれています。この付近では、ウインドサーフィンや夏には花火大会、秋にはハゼ(地元では「ごず」といいます)つりなどが盛んに行われ、シジミ漁は年をとおして行われています。また、湖面では秋から春にかけてキンクロハジロをはじめとするカモ類やユリカモメなどを見ることができます。
※右地図中「夕日スポット」は整備前の画像で現況とは異なります。
◆千鳥南公園
松江市役所から松江しんじ湖温泉にかけての湖岸に千鳥南公園があります。公園から親水護岸へもおりることができるよう整備されていて、絶好の景観スポットとなっています。
公園と護岸水辺より遠景(宍道湖大橋より)
■駐車場(国道431号線と護岸の間に13台)公衆トイレあり
◆白潟公園
宍道湖大橋南側の水辺に沿って整備された公園です。ここには桜の木が多数あり、春には湖岸に桜の花が映えます。また、そのまま南へ歩いていくと、島根県立美術館、夕日スポットへ行くことができます。
水辺の様子公園から嫁ヶ島を望む春には桜が美しい
■駐車場(宍道湖大橋南詰めに約10台)公衆トイレあり
◆島根県立美術館前(岸公園)
宍道湖と調和したデザインの島根県立美術館前の湖岸も美しく整備され、「宍道湖うさぎ」や各種モニュメントを見ることができます。また、県立美術館は、3月から9月の期間、閉館時間が日没後30分後まで延長されていて、美術館と夕日を楽しむことができます。
県立美術館前(岸公園)シジミ漁と松江城(前方奥)
※関連リンク→島根県立美術館(外部サイト)
■駐車場(国道9号線宍道湖側に6台程度)公衆トイレあり
◆夕日スポット
平成19年3月に、駐車場や国道9号線を潜る地下道、ゆっくりと夕日を眺められる「夕日テラス」が完成。日本夕日100選に選ばれている宍道湖の夕日をゆっくり楽しめるスポットです。200メートル沖に浮かぶ「嫁ヶ島」と夕日のロケーションが絶妙です。
夕日テラス宍道湖の夕景夕日テラスから見る嫁ヶ島
■駐車場(26台)公衆トイレは岸公園にあり
6.道の駅秋鹿なぎさ公園
松江市内から国道431号線を約10km西へ行ったところにある道の駅。宍道湖岸にあり、ヨットやカヌー、ペダルボートなどが楽しめるマリンスポーツパークです。また、浜辺へ続く芝生広場には炊事施設があり、デイキャンプも楽しめます。一方、屋内施設には、道の駅情報コーナーに湖面テレビカメラのモニターがあり、宍道湖観測やバードウオッチングが楽しめるようになっています。その他、レストランや研修室もあります。
詳しくは道の駅秋鹿なぎさ公園ホームページをご覧ください。
■駐車場(44台)公衆トイレあり
※関連リンク→道の駅秋鹿なぎさ公園(外部サイト)
7.米子水鳥公園周辺
米子市内から県道47号米子境港線(内浜産業道路)を境港市方面へ約5km行ったところにある野鳥観察施設。夏にはカイツブリやカルガモなど、冬になるとコハクチョウやカモ類、マガンなど、一年を通して様々な水鳥をはじめとする生き物を観察することができます。
施設内の観察ホールには望遠鏡や双眼鏡が設置されていてゆっくりと野鳥観察をすることができます。また、展示施設や視聴覚室、研修室などがあります。
詳しくは米子水鳥公園ホームページ(外部サイト)をご覧ください。
米子水鳥公園外観
■駐車場(30台程度)施設内にトイレ完備
8.美保関
島根半島の最東端に位置していて、しおかぜラインの終点にあります。ここには、山陰最古の灯台で、その白い姿と海の青さのコントラストが素晴らしい「美保関灯台」があり、観光の名所にもなっていて、展望台からは、日本海や大山などを望むことのできる雄大な景観スポットです。
また、岬特有で、小鳥などが渡りの時期には大群でみられます。ヤツガシラやシロハラホオジロなどの旅鳥にもであえることがあります。
■駐車場(50台)トイレ完備
9.中海干拓堤防
本庄から江島、大根島へかけての干拓堤防。本庄工区の干拓事業時につくられたもの。
冬には、多くのカモ類などを見ることのできる中海有数の探鳥スポット。また、本庄よりからは大山や江島大橋など、雄大な景色を見ることができます。但し、交通量は比較的多く、駐車場としてきちんと整備されたところは無いので、車を停められる際は空き地などをご利用ください。
大山と江島大橋
■駐車場(路肩あり)公衆トイレ無し
10.中海大橋
宍道湖と中海を結ぶ大橋川の河口(中海の入口)に架かる中海大橋。その下には土手があり、中海や大橋川を望むことができます。また、冬場には、自然回復護岸に小規模ですが白鳥がねぐらとしていたり、湖面にはカモ類の群れを見ることができます。土手や護岸は舗装されていないので、雨の後などは水たまり等があるので足下に注意が必要。
土手から中海を望む中海大橋下のカモの群れ
■駐車場(路肩土手あり)公衆トイレ無し
11.飯梨川河口
国道9号線赤江橋の信号から飯梨川に沿って中海方向へ一本道を行くと、飯梨川河口へ着きます。ここでは河口の先にさらに砂州ができる珍しい現象を見ることができます。また、対岸には江島大橋、南東の方角には雄大な大山を望むことができます。鳥類では、春・秋にシギやチドリがみられる他、ハヤブサ、ミサゴ、チュウヒなども見られることがあります。
飯梨川河口土手飯梨川河口飯梨川河口から望む大山
■駐車場(土手あり)公衆トイレ無し
12.安来の水田
安来の宇賀荘地区では、たんぼから流出する水の環境負荷を減らすことと、安全・安心なお米の提供を目指して、冬にたんぼに水を張る冬季灌水水田(冬水たんぼ)により、除草剤を使用しない(ほとんど使用しない)お米作りをしておられます。水を張ったたんぼには、毎年11月〜3月上旬にかけて多数の白鳥が飛来するようになり、シーズン中は1,000羽以上の白鳥を観ることができるそうです。
安来市役所西交差点から伯太川沿いに約5〜6km行った所にある宇賀荘大橋を渡ったあたりですが、水田地帯で目印があまりないので、あらかじめ地図で確認された方がよろしいかと思います。
ふゆみずたんぼと白鳥エサをついばむ白鳥
■駐車場(10台)公衆トイレあり
その他のスポット
松江イングリッシュガーデン
松江市内から国道431号線を西へ約5kmほど行ったところにある「松江イングリッシュガーデン」が、平成19年4月にリニューアルオープンしました。一畑電車を利用すると、「松江イングリッシュガーデン前駅」(松江しんじ湖温泉駅から乗車すると一駅)下車となります。
名前のとおり英国式庭園なのですが、宍道湖畔に立地しているので、「松江ウオーターヴィレッジ」とも名付けられているように、庭園と宍道湖の一体感を楽しむことができます。また、庭園の宍道湖側から湖岸へ降りると、より宍道湖を身近に感じることができます。
冬には、宍道湖側が全面ガラス張りになっている屋内から宍道湖に飛来するカモ類などを見ることもできます。
イングリッシュガーデンの詳細につきましては、下記リンクよりホームページをご覧ください。
噴水の向こうには宍道湖庭園から宍道湖を望む宍道湖岸へ降りることができます
回廊にある温室宍道湖に面した部屋はガラス張りで、ゆったりと景色を見ることができます
■駐車場約250台(2時間まで無料、バスも駐車できます)施設内トイレ完備
※関連リンク→松江イングリッシュガーデン(ホームページ工事中)
五右衛門川河口
五右衛門川河口は川幅が広く、ゆったりしていているので、比較的鳥を間近に見ることができます。冬にはオオバンやカモ類、夏はカイツブリ、バン、カルガモの子育てなどを見ることができます。
また、川を挟んで反対側には出雲空港があり、河口先端に公園も整備されています。天気の良い日には、親子連れで楽しめるスポットとなっています。
■駐車場(土手あり)公衆トイレなし
宍道湖・中海について
お問い合わせ先
環境政策課宍道湖・中海対策推進室
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 TEL:0852-22-6445