下水道事業による整備効果
【松江堀川の例】
松江堀川は、宍道湖とともに「水の都松江」のシンボルとして、松江市民や観光客に潤いを与えてきました。
しかし、昭和30年代の高度成長期の頃より、生活雑排水等の都市排水が増加し、水質が急速に悪化してきました。
最も水質汚濁が著しかった時期は昭和40年代で、夏季には底泥からメタンガスや硫化水素が発生し、酸欠のためフナが幣死することもありました。
このため、昭和47年度から公共下水道や水質浄化事業に着手しました。
松江堀川沿川は、史跡松江城や武家屋敷等の松江観光の中心地であり、沿川は松江市の伝統美観保存地区にも指定され、市民や観光客の憩いの場となっています。
現在では、公共下水道や水質浄化事業により徐々に水質も改善され、堀川本来の姿を取り戻しつつあります。
さらに、平成9年からは松江堀川をめぐる堀川遊覧船も就航しています。
【昭和50年代の松江堀川】
生活雑排水の流入により堀川の水質が急速に悪化。
堀川流域の一部では、水質悪化により大きく景観が損なわれていました。
【堀川をめぐる遊覧船】
松江堀川は四季折々の美しさで観光客を楽しませています。
お問い合わせ先
下水道推進課
〒690-0887 島根県松江市殿町8番地(県庁南庁舎) 0852-22-5470 0852-22-6049 sewer@pref.shimane.lg.jp